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梢「とんだイケメンですねぇ〜・・・」
目が点、状態でぼんやり呟くこっちゃん。
いやいや私も開いた口が塞がらないよ。
彫刻かよ、あの鼻の高さと目の綺麗さ。
あんな人見たことない。
・・・イケメン、苦手だけど・・・。
部「はい、じゃあ本日もよろしくお願いします！」
部での朝礼が終わると、チームでの打ち合わせ。
うちのチームは4人体制で、私が一番若手。
こっちゃんのチームは異動で一人他部署へ行ったから、
3人のうちだれかが入るはず。
松「よろしくお願いします。僕、ここみたいなんで。」
・・・はっ？！？！
え、奥田さんは？
「チームのバランス考えて、奥田にはあっちに行ってもらったから。松本、よろしく。」
リーダーが指さす方を見ると、こっちゃんのチームに奥田さんが。
奥田さんは、私が1年目から見てきてくれた人。
外回りも、ずっと一緒にやってきた。
なんか、寂しいなぁ…
「・・・立花、今の物件の詳細、資料見ながら松本と確認しといて。
松本のが先輩だけど、この件に関してはお前の方が長いんだからな。
しっかりやれよぉ〜」
ぼーっとしてたらチーム朝礼が進んでて、リーダーから言われた。
「・・・はっ、えっ？！？！」
リ「じゃ、そゆことで。立花よろしくな〜」
紙をピラピラさせながら自分の机に戻っていく。
松「立花さん？よろしくね。」
そこらへんの俳優やらアイドルも顔負けのキラキラスマイル。
ま、まぶしい・・・
「えっ！ぁ・・・はい、よろしくお願いしますっ！
えっと・・・私3年目の立花です。
あのっ、じゃあ、早速この物件ですけど・・・」
人見知りしないし、男の人苦手とか全っ然ないけど、
でもさすがに、緊張した。
だって！！！！！
睫毛長いんだもん！
鼻高くて横顔綺麗すぎるんだもん！
良い匂いするんだもん！
「・・・とりあえず、こんな感じ、デス。」
松「わかった、ありがと。
なんかまたわかんないことあったら教えてよ。よろしくね。」
「はぃ・・・」
そう言って自分の机に戻った松本さん。
つ、疲れる・・・
いちいち緊張する・・・
ハァ、と小さくため息をついて首を回したら、
こっちを見てにやにやするこっちゃんと目が合った。
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作者名：ぽろ
| 作成日時：2016年5月11日 20時
