＊ブラックドラゴン＊ ページ14
アクトがグレイのもとへ戻ると、
ドラゴンのつばさから風がごうごうとうなりを上げて襲い掛かってきた。
グレイもドラゴンも大きくは動かず、お互いの動きを静かに観察している。
アクトはそっと魔法剣に手をかけ、ぐっと握りしめた。
グレイはそんなアクトをちらりと見ると、１つ頷いた。
「ブラックドラゴンは知能のあるドラゴンだ。俺たちよりも長く生き、長く知り、長く眠る。
そんなドラゴンが操られている。何かあったのだろう。」
グレイの鋭いまなざしにアクトはゴクリとのどを鳴らした。
「皇帝のように…？」
「ああ。目の色が同じだ」
グレイは抜いていなかった剣を抜き、ゆるく下向きに構えた。
ドラゴンはじっとその様子を眺めている。
羽ばたくたびに風が周りの砂を巻き上げ、アクトとグレイの服を揺らしていく。
２つの剣を握るおもみに、アクトであれども腕が痛くなってきた頃。
ドラゴンがうごいた。
低く響く咆哮をあげ、大きく旋回して真正面から突っ込んでくる。
「っ！」
グレイとアクトはとっさに横に跳び退った。
直接当たってはいないのに、その巨大な体が起こす風圧に２人は押し流されそうになる。
「っくそ！砂だと踏み込めない！」
アクトの叫びにグレイははっと目を見開いた。
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ＫＺＹＨＯＫ(プロフ) - AN，Zさん» ありがとうございます！そういってもらえるとうれしいです！ (2017年3月11日 5時) (
レス) id: a443bd6c72 (このIDを非表示/違反報告)
AN,Z(プロフ) - ファンタジー、引き込まれました！頑張ってください！ (2017年3月10日 12時) (レス) id: 2611c42552 (このIDを非表示/違反報告)
ＫＺＹＨＯＫ(プロフ) - 凜狐さん» ほんっとうにお待たせしました！めっちゃ久しぶりの更新です！ (2017年3月10日 11時) (レス) id: a443bd6c72 (このIDを非表示/違反報告)
凜狐(プロフ) - 更新待ってた(強調) (2016年11月10日 0時) (レス) id: f1451b5f79 (このIDを非表示/違反報告)
ＫＺＹＨＯＫ(プロフ) - ポテトサラダさん» ありがとう、これからも読んでくれたらうれしいです！ (2016年4月4日 9時) (レス) id: a443bd6c72 (このIDを非表示/違反報告)
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