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アーロンの合図を聞いて、各々が動き始める
楽器を持ち出す奴、ステージをプールに組みだす奴、自分の得物を持ち出す奴……
プールの中に早々に組まれたステージは、足首辺りまでが海水に浸かるように調節されていて、海の中まで響くようにとマイクスタンドも立っている
Aがこれを用意して欲しいという事はそういう事……それはアーロンだけでなく一味のみんなが共通で認識していることだった
『……リハーサルしよっか、リクエストある？』
「好きに歌え、Aに任せる」
『白ばらの匂う夕べは……月も夢を見ている……窓辺のまがきの闇にもほのかに……別れた友の手ひとり思う……白ばらの匂う夕べは……月も夢を見ている……そよ風の薫る夕べは……星も空に輝く……庭の闇深く葉ずれも密かに……別れた友の目ひとり思う……そよ風の薫る夕べは……星も空に輝く……』
歌声に合わせるように波立ち鎮まる海……
1曲を歌い終わり、声の調子を探りながら喉が広がるように整えていると、血相を変えたナミちゃんが走り込んできた
村で……何かあったのかな？
「アーロン！！！A！！！」
「ぁあ？」
『ナミちゃん？どうしたの？』
「海軍がアタシのお金を奪いに来たわ！！どういうことよ！！」
ガッ！！
「お金の上の約束は！！死んでも守るんじゃなかったの！？」
『ナミちゃん落ち着いて？』
「ああ、守るぜ？俺がいつ約束を破った？」
「とぼけるな！！あんたが海軍にアタシのお金をッ！！」
ガシッ！！
「俺がいつ、約束を破った！？言ってみろ！！」
「ッ！！……Aもッ……知ってたの！？」
『Aは何も知らない、アーロンさんも何もしてないよ』
「だったら何でッ！！」
『あのネズミとか言う大佐でしょ？A、アイツのこと嫌いだもん、取り引き相手だから我慢してたけど……来る度Aのことジロジロ見てきて気持ち悪かった……』
「ぁあ！？何でそれを早く言わねぇ！！Aがアイツを嫌ってる事は知ってたがその話は聞いてねぇぞ！！」
『アイツが来る時は表に出なきゃいいだけもん……だからナミちゃん、本当にアーロンさんは何もしてない、どこかで誰かが話してるのをたまたま聞いたか……』
「そんなッ……そんなことッ……！！」
『信じないならそれでもいいよ、でもアーロンさんはAが嫌がることは、それこそ死んでもしないから……だからAが嫌いなアイツが喜ぶようなことも絶対にしない』
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夕憑紅(プロフ) - 面白かったです！！！頑張ってください！！ (4月29日 18時) (
レス) @page48 id: c53479bd69 (このIDを非表示/違反報告)
しゃらん。(プロフ) - fhfgんvydyさん» コメントありがとうございます！ルールも読み直してきました！少しづつにはなりますが童謡などに書き換えて行きますね！ご指摘ありがとうございます！ (2022年9月4日 23時) (レス) id: b3a781ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
fhfgんvydy - 既存の歌曲をコピペして使うのはよろしくないかと。。 (2022年9月4日 23時) (レス) @page20 id: a9575505fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃらん。 | 作者ホームページ：http://.uranai.riane.jarrck
作成日時：2022年4月28日 6時
