俺のものにならなくても ページ19
「おい、A見てねぇか？チュッ」
「さっきまではプールに居たぞ」
「おー！俺もプールで見たぞ！」
「ありがとよクロオビ、ハチ、チュッ」
「………チュウが、あそこまで入れ込むなんてな」
「ニュウ〜間違いないな！Aも満更じゃねぇだろ？」
「多分な、チュウの奴も運が悪い」
「相手がアーロンさんじゃなけりゃなぁ」
古い連れである為、応援してやりたい気持ちは勿論あるが、相手がAじゃそうもいかねぇ
アーロンさんのAへの執着は俺達にとってもあまりにも予想外のことだった
俺たちにとってもそうだが……あれだけ人間を毛嫌いしてたアーロンさんまで惹かれてしまうA……不思議な女だ
『ふぁ〜……天気がいいから水が気持ちいいね〜』
「こんな場所じゃなかったらね」
『わかってるってば、ナミちゃんがここを大嫌いなこともね』
「Aは嫌じゃないの？アーロンパークから出られることなんてほとんどないじゃない」
『Aはもうアーロン一味の幹部、手配書が出されるくらいの海賊だもん、もうここだけが帰れる場所なの』
「そんなこと！Aにはアタシもノジコも居るじゃない！村のみんなだって理由を聞けば分かってくれる！」
『海賊が住んでる村なんて、それそこ非難されるに決まってるもん……もうあれから6年経ってる、村が解放された時にそんな足枷を背負って欲しくない……それに、ここにはチュウが居るから』
「またあいつ？あんな奴の何がいいっての？」
『チュウはここに来て寂しかった時、人間のAの隣に居いつもてくれたの』
「それって本当にあいつの意志かしら？アーロンに言われて仕方なくなんじゃないの？」
『例えそうでも、ここに来て1番Aを人として扱ってくれたのはチュウなの……恋人とかそういうのにはなれないけど、Aはチュウのことがずっと好き」
パシャッ……と言う水の音に紛れて聞こえるAの声に何とも言えぬ温もりを感じた
自分で勝手にそんなことを考えてるだけだってのに、自然とつり上がる口角が情けねぇ
「わからないわ……あいつらは人間を毛嫌いしてるし、見下しているのよ？」
『そうだね……でもねナミちゃん、こんなこと言ったら怒るかも知れないけどね？A、アーロンさん達が人間を嫌う理由も理解出来るの……天竜人や世界貴族に理由もなく虐げられてきた歴史を教えて貰ったから』
「そういう訳だ、チュッ！」
『チュウ！いつから居たの？』
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夕憑紅(プロフ) - 面白かったです！！！頑張ってください！！ (4月29日 18時) (
レス) @page48 id: c53479bd69 (このIDを非表示/違反報告)
しゃらん。(プロフ) - fhfgんvydyさん» コメントありがとうございます！ルールも読み直してきました！少しづつにはなりますが童謡などに書き換えて行きますね！ご指摘ありがとうございます！ (2022年9月4日 23時) (レス) id: b3a781ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
fhfgんvydy - 既存の歌曲をコピペして使うのはよろしくないかと。。 (2022年9月4日 23時) (レス) @page20 id: a9575505fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃらん。 | 作者ホームページ：http://.uranai.riane.jarrck
作成日時：2022年4月28日 6時
