言えたらいいのに ページ16
「毎度どうも！またいつでもいらっしゃい！Aちゃんもね！」
「また頼むぜ、チュッ！」
『ありがとう』
カオさんの店を後にして、コーティングして貰った荷物を抱えて海を泳ぐ
魚人島のコスメだから落ちにくいって言ってたけど、帰ってたら自分で直してみよう
「どうだ？その服」
『ワンピースだから水の抵抗結構来るかなって思ってたけど、このスリット？あるおかげで凄く泳ぎやすい』
「俺の見立ても中々だろ？しっかし化粧だけで変わるもんだなぁ、チュッ！」
『Aじゃないみたいで、Aも鏡見てドキドキしたもん』
「……俺はいいと思うぜ、その服とも合っててよ」
『…………うん、Aお化粧頑張るね』
「何赤くなってんだよ、襲っちまうぞ？チュッ！」
『…………チュウなら、いいかもね』
「チュッ！？」
『…………ふぇ！？い、今Aなんか言ってた！？』
「おまッ！それは卑怯だぞ！！」
『き、競走しよ！アーロンパークまで！』
「お、おい！テメェ待ちやがれ！！」
自分でもとんでもないことを口走ってしまった自覚はある、それだけAはチュウのことを特別に思っていることも……
だけどそれを口に出すことは出来ない……
アーロンが何を言うか、何をするか……そのどちらともきっと想像以上に酷いことになるだろう
それだけアーロンに執着されていることも、Aは自覚してるから……
『……誰かを好きになることも、Aには出来ないんだね』
ザパンッ！！
「テメェAふざけんな！！言い逃げしやがって！！チュッ！！」
『フフフッ！何のことかわかんないなぁ〜競走はAの勝ちだね』
「上等だ……久しぶりに的当ての的にしてやる！！“水鉄砲”！！」
『わぁ！さ、流石に全部は避けらんない！』
クルクルとじゃれ合うようにプールを泳いでいるこの時間がずっと続けばいいのにな……そんなことを考えている時でさえ自然と目線が向かうのはアーロンの部屋の窓
締め切られたカーテンを確認するに、きっとまだ眠っているだろうと胸を撫で下ろす
『……あれ？チュウ？』
「捕まえた！！」
『きゃあ！びっくりさせないでよ！』
「お前が余所見なんかするからだ……アーロンさんが気になるか？」
『そういう訳じゃ……ないけど……』
「………今日だけでいい、俺に集中してろよ、チュッ！」
『Aだって……出来ることならずっとそうしてたいよ……』
「…………メシ食うか」
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夕憑紅(プロフ) - 面白かったです！！！頑張ってください！！ (4月29日 18時) (
レス) @page48 id: c53479bd69 (このIDを非表示/違反報告)
しゃらん。(プロフ) - fhfgんvydyさん» コメントありがとうございます！ルールも読み直してきました！少しづつにはなりますが童謡などに書き換えて行きますね！ご指摘ありがとうございます！ (2022年9月4日 23時) (レス) id: b3a781ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
fhfgんvydy - 既存の歌曲をコピペして使うのはよろしくないかと。。 (2022年9月4日 23時) (レス) @page20 id: a9575505fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃらん。 | 作者ホームページ：http://.uranai.riane.jarrck
作成日時：2022年4月28日 6時
