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『それで？何処に行くの？』
「服を買いに行くだけだ、ついでにお前のも買ってやるよ、チュッ！」
『……Aのはいいとして、チュウが着れるサイズの服屋さんってこの辺りにあるの？』
「あるから今も着てるんじゃねぇか、俺の馴染みがやってる店でな、魚人御用達ってとこだ」
『ふーん、みんなそこで買ってたの？』
「そういうこった、ほらここだ」
東の海の外れにある無人島、その正面には一際目を引くお店らしきものが見えた
確かにこんな所まで服を買いに来るなんて、アーロン一味以外に居ないだろう
チリンッ！
「あ〜ら！早かったじゃないチュウ？」
「達者にしてたか？カオ、こいつが言ってたAだ」
『はじめまして』
「やぁだぁ！聞いてたより可愛いじゃない？ここのオーナーでデザイナーのカオよ、よろしくね？」
『……カオさんは人間、嫌いじゃないの？』
「その入れ墨、貴女アーロンさんとこの子でしょ？それにこの子がそこら辺の人間の為にオーダー作るなんて有り得ないもの！さ！始めましょ！」
『え？』
「俺は適当に見てるからよ、後は任せるぜ、チュッ！」
ーーーーーーーーー……
「良かったわぁ！サイズは問題なさそうね！」
『こんな服初めて着る……片足丸見え……』
「だって貴女！そのくらい深いスリット入れないと太ももに入れてる入れ墨が見えないじゃない！それにその方が人魚になった時に泳ぎやすいわよ、次はヘアセットね！はい座って！」
『わぁ……凄く綺麗な貝殻がいっぱい』
「魚人島からの直輸入よ！こっちの白い貝殻は全部コスメだから帰りに袋に入れてあげるわね！」
『Aお化粧なんてしたことない』
「んもう！あなた16でしょ！？折角女の子なんだからメイクくらい毎日なさい！」
呆れたような様子でAの髪を結い上げていくカオさんは男なのに凄く器用な人なんだってわかった
胸元まである髪をあっという間にセットアップさせるとアイロンを温めながら、慣れた手つきで顔に筆を滑らせていく
『だって一味にはA以外の女の子居ないから、お化粧なんて誰も教えてくれないもん』
「気の利かない野郎共ね！これからアタシが教えてあげるからまたいつでもいらっしゃい……はい！どうかしら？」
『違う人みたい……これ本当にA？』
「簡単なメイクでガラッと変わるでしょ？」
『うん……A頑張って練習する』
「気に入って良かったわぁ！早速チュウにも見せましょ！」
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夕憑紅(プロフ) - 面白かったです！！！頑張ってください！！ (4月29日 18時) (
レス) @page48 id: c53479bd69 (このIDを非表示/違反報告)
しゃらん。(プロフ) - fhfgんvydyさん» コメントありがとうございます！ルールも読み直してきました！少しづつにはなりますが童謡などに書き換えて行きますね！ご指摘ありがとうございます！ (2022年9月4日 23時) (レス) id: b3a781ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
fhfgんvydy - 既存の歌曲をコピペして使うのはよろしくないかと。。 (2022年9月4日 23時) (レス) @page20 id: a9575505fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃらん。 | 作者ホームページ：http://.uranai.riane.jarrck
作成日時：2022年4月28日 6時
