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『そこに目ェ付けたのは悪かないけど、それじゃ帆までの柱に手が届かないだろ？先ずは支柱の純粋の枠から出してやって、帆の部分は後付けで出してみな』
「なるほどな……わかった！もう1回やって来る！」
『計算の仕方はあってるから頑張んな』
「おう！」
『…………アンタが言い出したんだから付き合ってやんな』
「わかってるよい」
正直、エースがここまで頑張ってるのは予想外だった
図面なんて元々の知識がありきな部分もあるし、いきなり図面を引くなんて言い出した時にはすぐに投げ出すだろうと思ってたのに……
『ここまで頑張られちゃ、付き合わないわけにはねぇ……後で図面持ってそっち行くわ』
「おう、待ってるよい」
ーーーーーーーーー……
「…………A、これで合ってるか？」
『ん？ん〜……マルコ、電卓』
「何でエースまで来てんだよい……ほらよ」
『いや、いちいちバッタンバッタン扉開けられたんじゃこっちも集中出来ないから…………ん、合ってる合ってる、んじゃ材料割り当てていきな』
「ん…………」
先に言った通り、マルコの部屋で自分たちの仕事を片付けていたら30分おきくらいの勢いでエースが突撃してくるもんだからもうここでやれ！と居座らせて今に至る
期待してた流れにならなくて不満そうにしてるマルコには後で酒でも注いでやろう
『ふぅ……こんなもんかなぁ……』
「一息入れるか？」
『ありがと、この海賊団で全船の足場管理とか……うちの親方もよくやってたもんだわ』
「それを引き継いでるAも大したもんだよい」
『こんなのアタシの代で終わらせるから！アタシが退く前に何班かに分けて個別管理できるようにさせてやる』
「んで、その確認はAすると」
『結局は徹夜から抜け出せないのか……ん？』
「…………やっぱりうちの末っ子に徹夜はまだ早かったねい」
『でもまぁ……ちゃんと書けてるわ』
「エースにしちゃ、上出来だよい」
「ぐぅー……ぐぅー……」
『クスッ……よく頑張ったね、お疲れさん』
マルコと2人の徹夜も悪くないけど、横で頑張ってる末っ子を見ながらの徹夜もいいもんだ
頬や指先にインクを付けたままいびきをかくエースにブランケットを掛けてやり、アタシとマルコは徹夜を再開
これからは3人での徹夜を増やしてみようかね
(ぐがぁー！！ごごご……ぐがぁー！！)
(……やっぱり徹夜は1人かアンタとしかやらない)
(……全く同意だよい)
end．
他でもない貴方に贈るメッセージ【イゾウ】→←こんな徹夜も悪くない【エース】
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しゃらん。(プロフ) - コメントありがとうございます！！短編の方が中々更新できてなくて……でも好きだと言っていただきめちゃくちゃ嬉しいです！！またサッチでも書きますね！！これからもよろしくお願いします！！ (2022年7月3日 8時) (
レス) id: b3a781ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - この短編種本当に好きだけど、サッチが出てくるとは思ってなくて、心の準備してなかったから普通に死にそうっす、更新とサッチの書いてくれてありがとうございます！ (2022年7月3日 4時) (レス) @page40 id: 95a1685357 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃらん。 | 作成日時：2022年4月22日 15時
