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用を足して食堂に戻る前にマルコの部屋に行ってみると、部屋の前からでも甘ったるい女の声が聞こえてきた
もう3時前だってのに、まだやってんのかよ……
「ねぇ隊長？最後にお礼させて下さいよぉ〜」
「んなもん要らねぇよい」
「隊長だってぇ〜あんなオバサンより若い子の方がいいでしょ〜？」
「……てめぇみたいな盛りのついた下品な野良猫に、アイツの魅力はわからねぇよい、とっとと失せろ、次からはナース長にでも聞くんだな、本気で理解する気があるならよ」
最後のマルコの言葉を聞いて、ドアを叩こうとした手を下げて食堂に戻った
やっぱりマルコはAの事が好きなんだ、あのナースが勉強を口実にしたから付き合ってただけだった
俺と違って勉強が出来るから、あのナースが本気で勉強したいと思ってたら力になってやらなきゃと思ったんだろうな……
「ちょッ……A！流石に降りろって！」
『何でよ、別にいいじゃない』
「正直ラッキー過ぎるけどバレたら俺がマルコに殺されるだろ！？」
『アイツだって同じことしてるかも知れないでしょ！？自分はよくてアタシは駄目なんてことないわよ！！』
「お前もっと自分のことわかっといた方がいいぞ？マルコがどんだけ周りにAにちょっかい出すなって釘打ってると思ってんだよ！」
『知らないわよそんなこと！聞いたことも無い！影で何やってようがアタシが見たものに変わりはないじゃない！んな分かりにくいことされても何でもかんでも許容できるか！！』
「おいA！もうその辺にッ「何の騒ぎだよい」
……流石に俺でもわかる、最悪のタイミングでマルコが来やがった
俺がいない間の食堂で2人きりだった上に、今目の前の状況はサッチと向かい合ってその膝の上にAが跨ってる状態だ
きっと今俺が何を言ってもマルコの鉄拳が振り下ろされるだろうから何も言えねぇ……
「……随分いいとこ座ってるじゃねぇかよい」
『散々放っておかれたら人肌恋しくもなるわよ』
「いつから飲んでた」
『そんなこと言う必要ないでしょ』
「……エース」
「え、えっと……1時くらいから……」
「えらく豪快に飲んだねい、自分のペースもわからねぇのかよい」
『は？酔った勢いでこんなことしてると思ってんの？』
「目ぇ蕩けさせて言ってちゃ説得力もねぇよい」
『説教垂れる前にそのくっさい香水の香りどうにかしてきたら！？ウィスキーの香りが台無しだわ！』
to be continued……
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しゃらん。(プロフ) - コメントありがとうございます！！短編の方が中々更新できてなくて……でも好きだと言っていただきめちゃくちゃ嬉しいです！！またサッチでも書きますね！！これからもよろしくお願いします！！ (2022年7月3日 8時) (
レス) id: b3a781ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - この短編種本当に好きだけど、サッチが出てくるとは思ってなくて、心の準備してなかったから普通に死にそうっす、更新とサッチの書いてくれてありがとうございます！ (2022年7月3日 4時) (レス) @page40 id: 95a1685357 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃらん。 | 作成日時：2022年4月22日 15時
