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『しかもアタシの顔チラ見してドヤ顔しやがるの！見せてやりたかったわぁ〜あの腹立つドヤ顔！！てかそこまではいいのよ！！アタシも大人だし！！22時から始めてまだ終わらないってどんだけ分からん所が多いんだよ！！しかもあの本入門編だぞ！！マルコに聞くレベルじゃねぇだろうよ！！』
「おお、落ち着け落ち着け！！」
『今回のことだけじゃないけど！アイツの“すぐ終わる”の“すぐ”は何時間のことを言ってんの！？こっちはかかっても小一時間くらいだと思うだろうがよ！！アタシのこと舐め過ぎだろ！！』
「わかったから！な？とりあえず飲め飲め！」
『ゴクッ！……どうせアタシは若くもなけりゃあざと可愛くもないわよ！動きやすいように髪も短くしてりゃ身体だって傷だらけだし？スカートなんて履くこともなけりゃあんなどぎつい香水なんか振ったこともないですよ！それでもッ……アタシだって女だっつぅのッ……』
ワインを煽って一気に捲し立てると、Aはポロポロと涙を流し始めた
酒には滅法強いAが酔って泣いてるなんてわけが無い、本気で辛くて、悲しくて泣いてんだ……
「何だ何だ？やけ酒の気配がするぞ？って……うわ！A泣いてんのか！？何があったのよ！」
『よし、聞けサッチ、そして朝まで付き合え』
「……おいエース、マジでどうしたんだよ」
「まぁ聞けばわかるって、因みにA1人でワイン３本空けたから、30分で」
「……俺っちウコン様飲んでくるわ」
さっきと同じ話を更に倍速で飲みながら捲し立てるAは持ってきた6本のワインを全て飲みきり、今はサッチが出してきたウィスキーを煽っている
早すぎるピッチがそうさせたんだろう、珍しく顔を火照らせとろんとした瞳、合間に漏らす吐息に大人の色気が止まらない
「なるほどなぁ……それでお前、昨日は珍しく化粧なんかしてたのか？妙に色っぽいと思ってたんだ」
『本当そういうとこ！エースもサッチのこういうとこだけ見習いな！自分の女の小さな変化はちゃんと気付いて口に出してやんのよ！？』
「ちょっ！もうちょい見習えるとこあるだろ！？」
『ちょっとでも特別を期待したアタシが悪いの？1年のうちの1日、その中の1時間でも特別な時間にしたいって思うことが我儘だったわけ？アイツッ……きっと昨日が何の日なのかすらわかってないわよッ……』
「……悪ぃちょっと小便してくるわ」
『いいけどエース！逃げるなよ！？』
to be continued……
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しゃらん。(プロフ) - コメントありがとうございます！！短編の方が中々更新できてなくて……でも好きだと言っていただきめちゃくちゃ嬉しいです！！またサッチでも書きますね！！これからもよろしくお願いします！！ (2022年7月3日 8時) (
レス) id: b3a781ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - この短編種本当に好きだけど、サッチが出てくるとは思ってなくて、心の準備してなかったから普通に死にそうっす、更新とサッチの書いてくれてありがとうございます！ (2022年7月3日 4時) (レス) @page40 id: 95a1685357 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃらん。 | 作成日時：2022年4月22日 15時
