目には目を歯には歯を、幻には幻を ページ16
ガチャッ！
「お頭、少しいいか」
「ベック、何かあったか？」
「この船に1人、乗せてやりたい女が居る……寄りかかった船でな、次の島までで構わねぇ」
「お！お前が誰か連れてくる何て珍しいな、どんな奴なんだ？」
「入ってくれ」
フワッ……
「！！？？」
『初めまして、貴方が船長さん？』
「る、ルージュ……さん？」
『あら……私はブランシュと言うんだけど……どうして貴方が私の姉の名前を知っているの？』
「姉！？って事はあんたはルージュさんの妹なのか！？」
『私と姉は双子と言われるほどに似ていたから……もしかしてと思ったけど、貴方がロジャーさんの言っていたシャンクスくんかしら？』
目の前に現れた金髪に赤い花飾りを付けた女性は、ロジャー船長に見せてもらった写真に写っていた奥さん……ルージュさんそのままだった
ルージュさんの妹でロジャー船長の事まで知ってるって……何でそんな人が生きてここに居るんだ！？
「何でッ……そんな人がッ……どうやってここまで生きてきたんだ！？」
『私の話もいいけれど……お姉ちゃんの子が……Aが一緒に居るんでしょ？Aに会わせてくれないかしら？』
「Aって……何を言ってるんだ？ロジャー船長の娘はファシーナだろ？おいファシーナ！！」
ガチャッ！
「どうしたの？」
「ファシーナ！！ルージュさんの妹のブランシュさんだ！！お前も覚えてるだろ！？」
「！？」
『あら……貴方がお姉ちゃんの娘？小さい頃の面影がまるでないみたいだけど……私の事を覚えてるかしら？』
「も、もちろん！あ、会えて嬉しいわ！」
『どうしたの？何だか汗をかいてるみたい……バテリアで過ごしていた時に比べればこの海域は涼しいと思うけれど』
「べ、別にッ……」
カツッ……カツッ……
スッ……
『それに……この髪は一体誰譲りかしら……お姉ちゃんは私のような金髪だったし、ロジャーさんは黒髪だった……二人の間に生まれたあなたがどうして赤い髪色なの？』
「そ、れは……」
『ああ……シャンクス君と同じにしたくて……自分で赤色に“染めた”のね？』
パシッ！！
「私のこの赤髪をッ……染めた色ですってッ……！？ふざけたこと言うんじゃないわよ！！私のこの燃えるような美しい赤髪は生まれ持った赤髪なのよ！？紛い物の髪色と一緒にしないで頂戴！！！」
『クスッ……それはおかしいわね？金髪と黒髪の両親の間に赤髪の子が生まれるなんて……』
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しゃらん。(プロフ) - むささびさん» コメントありがとうございます！！一気読みッ……！！ありがとうございます！！そちらの作品はR指定になりますので、お気に入り追加の下にあるこの作者の作品を全表示するからご覧頂けるかと思います！！ (12月4日 14時) (
レス) id: b3a781ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
しゃらん。(プロフ) - ？さん» コメントありがとうございます！！遅くなってすみません！！感情移入して下さったんですか！？めちゃくちゃ嬉しい！！ありがとうございます！！ (12月4日 14時) (レス) id: b3a781ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
しゃらん。(プロフ) - なこさん» なこさん！！コメレス遅くなったごめんなさい！！いつもありがとうございます！！また語りましょう！！ (12月4日 14時) (レス) id: b3a781ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
しゃらん。(プロフ) - 竜胆さん» ずっとコメレス出来ずですみません！いつも応援ありがとうございます！ (12月4日 14時) (レス) id: b3a781ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
むささび(プロフ) - 初コメ失礼します！一気に読み進めてしまいました！この先が更に気になります！更新頑張って下さい！！！(追伸:赤髪に栄える黒い花2のトップに記載されていた「花と鳥との夜の海」も読みたいのですが…どこから読めますか？) (11月23日 22時) (レス) id: c36989cf0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃらん。 | 作者ホームページ：http://.uranai.riane.jarrck
作成日時：2023年7月1日 20時
