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「キッドのことをよろしく頼む、もう知ってるだろうが不器用で短気で喧嘩っ早いが……自分が大切だと思うものは何がなんでも守り抜く、そういう奴だ」
私の手を握るキラーの手はとても暖かくて、力強くて、真っ直ぐに私を見つめるその表情はとても穏やかなものだった
楽しみにしていると言って出て行ったキラーを見送り一人になった私は、何となく大きな三面鏡の前に立ってみた
子供の頃からずっと憧れていた純白のウェディングドレスは光の加減でキラキラと輝いていて……幼い頃の私が今の私を見れば、きっとお姫様みたいなんて言っているんだろうな……
「よお、気分はどうだ？A」
『とんでもないサプライズどうもありがと、いつから居たのよ』
「キラーと入れ替わりだ、気に入っただろ？」
『狡いわよ、キラーからあんなの聞かされちゃったら断れないじゃない』
「元からテメェに拒否権はねぇ、それとも文句あんのか？」
『あったとしても聞いてくれないでしょ？』
「わかってんじゃねぇか」
『そりゃ旦那様のことですからね』
「ハッ……上出来だ」
チュッ……
「何があっても離さねぇからな」
『望むところよ、私のこと幸せにしてよね』
「愛してるぞ、A」
『私も愛してる、キッドだけよ』
「ガキは男と女一人ずつだな！」
『それはいいけどまだ早い！』
そんなことを話していたと思ったら、私たちは既にみんなが作ってくれたという無人島に似つかわしくない祭壇の前に並んで立っている
互いに誓いを立てた後にはお決まりのキス、私のウェディングヴェールを上げるキッドはいつも以上にカッコ良かった
ずっと思い描いていた結婚式とは全く違ったシチュエーションだったけど、憧れのプロポーズまですっ飛ばされたいきなりの晴れ舞台になったけど……不安になんてならなかったし、こんな結婚式も悪くないかもと思えた
フラワーシャワーの中をキッドにお姫様抱っこされて、私たちの船に向かってみんなが作る道の中を進んで行く
キッドと目が合った時に自然と笑顔が零れて素直に思った
私は今、とても幸せだと……
(ぁあ？何笑ってやがる)
(ん？幸せだなぁって！)
(こんなもん序の口だ！)
(期待してるね！ダーリン！)
end.
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リリ(プロフ) - ありがとうございます！とっても面白かったです！ (2023年1月17日 23時) (
レス) @page29 id: 022cb966a8 (このIDを非表示/違反報告)
しゃらん。(プロフ) - リリさん» わかりました！では更新したらまたお知らせしますね！こちらこそ遅くなってすみません！これからもよろしくお願いします！ (2023年1月17日 8時) (レス) id: b3a781ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - いいえ、とくにないです！それとコメント遅くなってすいません！ (2023年1月16日 17時) (レス) id: 022cb966a8 (このIDを非表示/違反報告)
しゃらん。(プロフ) - リリさん» はじめまして！コメント、リクエストありがとうございます！！キッド了解しました！シチュエーションや傾向などのご希望はありますか？ (2023年1月16日 7時) (レス) id: b3a781ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - どうも、はじめましてリクエストなんですけど、キッドお願いできますか？ (2023年1月15日 23時) (レス) id: 022cb966a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃらん。 | 作者ホームページ：http://.uranai.riane.jarrck
作成日時：2022年10月8日 17時
