･ ページ3
「大丈夫かシシー？俺が付きっきりで看病するからな！！」
『クスッ……ありがとよ、チョッパー……なら少し休ませて貰うよ』
「……おいA、お前……」
『スゥー……スゥー……』
「……相当来てんな、Aの奴も」
「え？A、そんなに疲れてんのか？」
「………チョッパー、今日で丁度1年だ、今日をもってお前の治療は完了だ」
「うん、ありがとうドクター」
「じゃ……達者でな、退院おめでとう」
「え？」
その日、ヒルルクはチョッパーを追い出し、銃を撃って威嚇した
泣きながら走り去るチョッパーの後ろ姿を見て、ヒルルクは謝りながら泣いた
その一部始終をベッドの中で聞いていたAもまた、肩を震わせ泣いていた
そこから2人はDr.くれはの元に行き、己の身体を騙し3週間の時間を手に入れた
その3週間が、ヒルルクとAに与えられた、最後のチャンスだった
「A、そこのビーカー取ってくれ！！」
『はい！！こっちの調合は終わってる！！』
「よし、これで……うぉ！？ぎゃぁああ！！！」
『ヒルルク！？大丈夫かよ！！』
「なぁにいつものことだ続けるぞA！！」
『わかってんよ！！焦ってんのはあんただけじゃねぇ！！ゲホッゴホッ！！』
「A！！ゴホッ！！……ハァ…ハァ…」
『「くそッ……時間がねぇ！！！」』
それから1週間の時間が経った
ボロボロの身体で背を預け合い座り込む2人は、フラスコの中身を見つめていた
するとドアから弱々しいノックが聞こえた
そこには角も折れ、血まみれになりながらもしっかりと“アミウダケ”を持ったチョッパーがいた
『それって……“アミウダケ”じゃッ……！！』
「お前それをッ……俺たちのために…？」
「生きててドクター、A……俺、医者になりたいんだよ……トナカイでも……やれるかな」
「……やれるさチョッパーッ……！！」
『だってあんたッ……こんなに優しいじゃないのよッ……！！！」
2人は惜しげもなく涙を流し続け、傷ついたチョッパーを優しく強く抱きしめた
チョッパーの手当を丁寧に行ったあと、2人は“アミウダケ”のスープを飲み干した
そして最高の笑顔をチョッパーに向けて、一言残した
【お前はいい医者になれるぜ！！俺たちが保障する！！】
to be continued……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 90人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リリ(プロフ) - ありがとうございます！とっても面白かったです！ (2023年1月17日 23時) (
レス) @page29 id: 022cb966a8 (このIDを非表示/違反報告)
しゃらん。(プロフ) - リリさん» わかりました！では更新したらまたお知らせしますね！こちらこそ遅くなってすみません！これからもよろしくお願いします！ (2023年1月17日 8時) (レス) id: b3a781ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - いいえ、とくにないです！それとコメント遅くなってすいません！ (2023年1月16日 17時) (レス) id: 022cb966a8 (このIDを非表示/違反報告)
しゃらん。(プロフ) - リリさん» はじめまして！コメント、リクエストありがとうございます！！キッド了解しました！シチュエーションや傾向などのご希望はありますか？ (2023年1月16日 7時) (レス) id: b3a781ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - どうも、はじめましてリクエストなんですけど、キッドお願いできますか？ (2023年1月15日 23時) (レス) id: 022cb966a8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しゃらん。 | 作者ホームページ：http://.uranai.riane.jarrck
作成日時：2022年10月8日 17時
