雪の花、芽吹くを待つ【チョッパー】 ページ2
一人の医者が居た、医療大国ドラム王国の中でも腕利きの医者だった
その医者は、自分の患者の治療の合間、一人の男のためにある研究を続けていた
その男は、その医者の下で医術を学んでいたが、その全てを身につける前に……その医者は二代目の国王の出した“医者狩り”の名の下に、自分の娘の目の前で殺された
『「逃げろチョッパー！！！」』
『「「うおぉぉぉぉー！！！！！」」』
爆風の中、雪野原に投げ出されたのは二人と一匹
一人はヤブ医者、一匹はバケモノと呼ばれていて、もう一人は厄介者と呼ばれていた
「………フゥ……危なかった……また失敗か！！」
『まったくもう……大丈夫チョッパー？』
「……………俺、何でチョッパー？」
『ん？だって名前がないと呼びにくいじゃん、だからトニートニー・チョッパー』
「お前は木でも切り倒せそうな立派な角を持ってるからな！！俺とAはお前をそう呼ぶぜ」
「………チョッパー……エッエッエッ！！」
二人と一匹の生活が始まり、Aは家で家事と研究、ヒルルクとチョッパーは“勝手な治療”をする日々になった
父親が居なくなってからの生活の中、Aは徐々に笑顔を取り戻していた
「黙れA！！俺の治療に間違いはねぇんだ！！」
『間違ってるから死ぬんだろうが！！なぁチョッパー！！』
「でもA！！ドクターの注射で熱は下がったんだよ！！ねぇドクター！！」
『あのなぁチョッパー、熱が下がっても泡ぁ吹いて倒れちゃあ“灯台もと暗し”ってやつよ？』
「うるせぇ！！それとA、お前その喋り方改めろ！！女だろ！！」
『放っとけ！！それよりイッシー20が全員、病気で倒れたんだって？しばらく医者が村に来ないみたい』
「何だと！？それじゃ病人はどうなんだ！！」
『アタシが知るわきゃないだろ！！Dr.くれはが荒稼ぎすんじゃないの？』
「イッシー20が居なくなりゃ、この国は本当に終わっちまう……」
「ドクター？」
『……バーカ、わかってんなら研究進めるよヤブ医者、さっき新しい反応がッ……ゴホッゴホッ！！』
「「A！？」」
『ハァッ……ハァッ……大丈夫……むせた、だけ』
何の因果か、Aもヒルルクと同じく不治の病を抱えていた
Aの父親が仕事の片手間にヒルルクの研究を手伝っていたのはAの為でもあったのだ
ヒルルクの言う“奇跡の桜”がAにも奇跡を起こす可能性があるのならと……
to be continued……
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リリ(プロフ) - ありがとうございます！とっても面白かったです！ (2023年1月17日 23時) (
レス) @page29 id: 022cb966a8 (このIDを非表示/違反報告)
しゃらん。(プロフ) - リリさん» わかりました！では更新したらまたお知らせしますね！こちらこそ遅くなってすみません！これからもよろしくお願いします！ (2023年1月17日 8時) (レス) id: b3a781ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - いいえ、とくにないです！それとコメント遅くなってすいません！ (2023年1月16日 17時) (レス) id: 022cb966a8 (このIDを非表示/違反報告)
しゃらん。(プロフ) - リリさん» はじめまして！コメント、リクエストありがとうございます！！キッド了解しました！シチュエーションや傾向などのご希望はありますか？ (2023年1月16日 7時) (レス) id: b3a781ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - どうも、はじめましてリクエストなんですけど、キッドお願いできますか？ (2023年1月15日 23時) (レス) id: 022cb966a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃらん。 | 作者ホームページ：http://.uranai.riane.jarrck
作成日時：2022年10月8日 17時
