様々な覚悟 ページ30
ぷるぷるぷる……ぷるぷるッ……がちゃん!
「ノイル!!ノイルなのか!?」
「久しぶりだねシャンクス、どう?四皇の肩書きは重たい?」
「何処にいるんだ!?今何をしてる!!」
「ハハッ……言ったじゃん、東の海とエレジア近海の海賊と賞金首を根絶やしにしてやるって……そんなことしてるうちに……エースまで居なくなっちゃった……本当に最低だよね、アタシ……」
「……戻って来い、もう十分だろ?」
「まだ戻れない……Aの初ライブ、明日エレジアで開催されるの知ってるでしょ?」
「ああ……俺達も妙に気になってな、進路をエレジアにとって今向かってるところだ」
「それなら会うのはエレジアになるね、アタシはウタワールドの中に居ると思うからさ、何かあったらついでに探しといて……きっとAは何かするはずだわ」
「……お前が絶対に死なねぇって約束するなら、船に戻る前の最後のワガママだと思って聞いてやる」
「あぁ〜……じゃあいいや、アタシはいいから何があってもAを守って……あの子を助けて………じゃあね、皆にもよろしく」
がちゃん……
「………あいつ、死ぬ気じゃねぇだろうな」
「ノイルは強い、早々そんなことにはならねぇだろうが……Aに何かあればノイルは迷わず捨て身を選択する……念の為にエレジアの海域の手前で船を止める、俺達がウタワールドに入る訳には行かねぇからな」
クシャッ……
「アイツは“赤髪に栄える黒い花”なんだ……血塗れた黒薔薇なんかじゃねぇ……そうだろベック」
「“ブラッディ・ブラックローズ”……陳腐な裏の名を付けられたもんだな」
フゥーッ……
「うちの花は名前が付くような安い花じゃねぇ、だからアイツは“黒い花”って言われてんだ……エレジアで始まった事はエレジアで終わらせる……だろ?シャンクス」
「その通りだ、うちのお転婆娘達を迎えに行くぞ」
あれから1度も船に戻らないノイルからの電伝虫
その話の内容は思った通り、Aの初ライブの事だった
風の噂でAが影の歌姫なんて呼ばれていることは知っていた、アイツが今歌っているという事が嬉しかったが……初ライブの場所がエレジアと知って手放しには喜んでやれなかった
きっとそれはノイルも同じはず……だからアイツは俺達に電伝虫をかけてきたはずだ
ウタウタの実の能力者と魔王トットムジカ
この2つだけは交わってはいけないことはもう知っている
同じことは、繰り返さねぇ……
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ひーちゃん - 初めまして。続きが気になります.. (10月17日 15時) (レス) @page36 id: b001c97b4c (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - 初めまして。続きが気になります.. (10月17日 15時) (レス) @page36 id: b001c97b4c (このIDを非表示/違反報告)
しゃらん。(プロフ) - 夜さん» コメントありがとうございます!!更新が滞っているのにッ……本当にありがとうございます!!頑張ります!! (7月28日 14時) (レス) id: b3a781ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
しゃらん。(プロフ) - さささささん» コメントありがとうございます!!半年ぶりとなりましたが更新しました!!今年中には完結させます!!励みます!! (7月28日 14時) (レス) id: b3a781ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - この先どんな話になるのか気になります!これからも作者様のペースで更新頑張ってください! (7月24日 19時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃらん。 | 作者ホームページ:http://.uranai.riane.jarrck
作成日時:2022年9月24日 18時