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がちゃん！
『お待たせ！髪飾り決まった？』
「うん！これとこれ！」
『それもアタシの真似？』
「本当はAと一緒のがいいけどなかったから……」
『これはどっちも世界に1つしかないからねぇ〜……特別大サービスで今日だけどっちも貸してあげる！』
「いいの！？やったぁ〜！！」
『それじゃ、ちっちゃいアタシに変身しますか！』
ドレッサーの前に座らせて、アタシが日常的に使っているメイク道具を手に取りアタシと同じ色を乗せていく
ついこの間まではアタシがバギーにメイクして貰ってたのに、こうやってウタにメイクをしているのが何となく擽ったい感覚だわ
「……ねぇ、A」
『ん〜？……なぁに？』
「シャンクス、似合うって言ってくれるかな？」
『シャンクス？』
「だって……いつもウタのことガキって言うもん……Aみたいにしたらもう言わないでしょ？」
『ハハッ！アタシの子供の頃と同じこと言ってる！シャンクスが何か言ってきたら派手にぶっ飛ばそ！はい、目ェ開けて』
「わぁ〜……凄いA！ウタじゃないみたい！」
『うん！ラインもいい感じ！最後に唇塗るから目ェ閉じて口開けて！喋んないでね？』
「ん……………A」
『わ！喋んないでってば！どうしたの？』
「あのね？今度してくれる時は目のやつ黒がいいな」
『黒？』
「うん、シャンクスの赤の唇とAの黒の目にするの」
『クスッ……どこまでアタシに似てるんだか』
ウタから出る言葉は本当にアタシが子供の頃にバギーに言っていたことと全く同じで笑いがこぼれる
こんな可愛いこと言われちゃ、そりゃバギーも何だかんだ言いながらもきっちり仕上げてくれたわけだわ
『仕上げにこのイヤリング付けて………はい！完成！』
「あ！これAと同じやつ！」
『アタシのピアスだけど、これならお揃いでしょ？』
「ありがとうA！シャンクスに見せてきていい？」
『うん！ビックリさせておいで！』
ーーーーーーーーー……
足元で光るイヤリングは、間違いなくウタに初めてメイクしてあげた時に付けてあげたお揃いのものだった
このイヤリングのようによくよく目凝らせば、アタシたちの思い出の欠片はそこら中に潜んでいる
そう、目につく所じゃなくて探さなければ見つからないような所にひっそりと……
『見えないように……気付かないように……思い出さないように、か……』
to be continued……
続く (更新停止中)
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朝霧(プロフ) - わああ！なんですかこれ最高すぎます！！！！更新楽しみにしております！！！ (2022年10月16日 9時) (
レス) @page26 id: 13224a6886 (このIDを非表示/違反報告)
しゃらん。(プロフ) - みるくさん» コメントありがとうございます！か、神だなんてッ……！！リアル神に神罰下されるッ……！！←めちゃくちゃ嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2022年9月12日 0時) (レス) id: b3a781ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 神ですか？いえ、神ですね( 'ω') (2022年9月11日 21時) (レス) @page26 id: a995b7f6e9 (このIDを非表示/違反報告)
しゃらん。(プロフ) - 胡蝶しのぶさん» コメントありがとうございます！気になって頂きありがとうございます！更新したのでまた覗いて見て下さい！ (2022年9月10日 22時) (レス) @page26 id: b3a781ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶しのぶ(プロフ) - 初コメ失礼します。続きが気になります。 (2022年9月4日 19時) (レス) id: c25a299127 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃらん。 | 作成日時：2022年8月10日 11時
