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結局、私は黄色の石のブレスレットを選び、私たちの右腕にはハート型の小さな石がキラキラと輝いている
普段中々会えないけど、会えばこんなにも甘やかして可愛がってくれるAお姉ちゃんの前だと取り繕わずに笑顔になれる
だけど……普段の私は私じゃない……だって私は……
「お待たせAお姉ちゃん！ビターとミルクとホワイトの3層のチョコで作った生チョコタルトなの！」
『とても華やかで美味しそうですね、手土産としても需要がありそうですしきっと人気商品になるでしょう』
「お姉ちゃんがそう言ってくれるならきっと大丈夫だわ！………ねぇAお姉ちゃん」
『ん？』
「………このブレスレットを選んだ時ね？私の笑顔がひまわりみたいって言ってくれたでしょ？それって本当？」
『フフッ……お姉ちゃんは嘘なんてつきませんよ？』
「でも……本当の私はひまわりみたいにキラキラしてないもの……私は生まれた時から……醜い化け物なんだよ……」
『……困りましたね、何だが腹が立ってきました』
「え？」
サラッ……
『こんなに大きくて可愛いお目目を3つも持って生まれてきたのに……プリンは人より多くのものを見ることが出来るんですよ？』
パチッ！！
『私はおでこを上げて嬉しそうにお菓子を作る貴女の笑顔が大好きです、他の弟妹だってそう言うでしょう……それに私の前で演技などした事ないでしょう？貴女の瞳は美しい、私の可愛い妹のことを化け物だなんて言わないで下さい』
「これ……ヘアピン？」
『さっきのお店でこっそり買いました、お菓子を作る時に使って下さいね？それと私と居る時も、ね？』
「ッ……グスッ……うん！ありがとうAお姉ちゃん！私、お姉ちゃんの事が1番好きよ！！」
『フフッ……ありがとうございます、次のベスト姉ーティストでも目指してみましょうか』
「Aお姉ちゃん殿堂入りしてるじゃない！兄弟も姉妹も認めるベスト･オブ･ベスト姉ーティストよ！！」
『あらあら、恥ずかしいですが何とも嬉しいことですね、ではそろそろタルトを頂きましょうか』
「うん！愛情たっぷりだよ！」
『それは最高の隠し味ですね』
そう言ってとても綺麗に微笑みながらタルトを食べるお姉ちゃん
Aお姉ちゃんのおかげで、私は生まれてきてよかったって思えるんだよ？
(ねぇお姉ちゃん！)
(何ですか？)
(私がひまわりならお姉ちゃんはミモザの花みたい！)
(フフッ……ありがとうプリン)
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鈴那(プロフ) - 下の子たちもかわいくて、あぁ〜♡(˃͈ દ ˂͈ ༶ )って感じです！一気に読んじゃいました！！ (2022年10月28日 0時) (
レス) id: 9e1ca460b6 (このIDを非表示/違反報告)
鈴那(プロフ) - コメント失礼します!素敵お姉様、最高です！！美味しい (2022年10月28日 0時) (レス) id: 9e1ca460b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃらん。 | 作者ホームページ：http://.uranai.riane.jarrck
作成日時：2022年7月20日 12時
