1人目の姉弟デート ページ28
「おや、この日は仕事がないのかい？」
『ええ、まだ予定もありませんね』
「ならこの日は私の為に使ってくれないかい？」
『フフフッ……デートのお誘いですか？』
「前にも言ったが私はA姉以上に愛せる女性に出会えるとは思っていない……ママがくれた千載一遇のチャンスだ、ペロリン♪」
『ではその日は1日ペロスペローにエスコートして貰いましょうか』
ーーーーーーーーー……
そんな話をしたのが1週間前
あれ程張り切っていたから、てっきりペロスペローと二人きりかと思っていたのだけれど……
「お姉ちゃん！！浅瀬のプールなら大丈夫でしょ？一緒に行きましょ！！」
『ふふふっ！プリン、そんなにハシャイでいると転びますよ？』
「A姉さん、日焼け止めはちゃんと塗ったのか？姉さんは焼けると赤くなってしまうだろう？」
「それは俺の特権だよスムージー、デートを譲ってやったんだからねペロリン♪」
「本当にありがとうペロスお兄ちゃん！こんなお願いペロスお兄ちゃんじゃないと聞いてくれないもの！！」
「可愛い妹達におねだりされてしまったら流石に無下には出来ないだろう？A姉とのデートで上の空になるよりはマシだと考えた結果だ」
『ふふふっ！今日は男兄弟はペロスペローだけですから文字通りのハーレムですよ？』
「A姉はともかく……妹を相手にハーレムと言われてもピンと来ない、それに……」
スッ……
「どんな女が居ようが俺の目に映るのはAだけだ、ペロリン♪」
浮き輪に浮く私の手を取って、いつもは“姉”を付けて私を呼ぶペロスペローに呼び捨てられるのは、思った以上に擽ったくて心地いい……
優しい瞳の奥にはギラつく“雄”を意識させるものだから、年甲斐もなく鼓動が早くなってしまう……
これは思っていたよりも危なそうですね……
『あらあら……何故今まで貴方に特定の女性が居なかったのでしょう』
チャプッ……
『夜は2人で大人の時間を過ごしましょうね……』
「それは実に魅力的なお誘いッ「お兄ちゃん！お姉ちゃん！ここ夜にはナイトプールになるんですって！！ねぇ夜まで居てもいいでしょ？ねぇお願い！」
『フフフッ！夜は長いですよ？ペロスペロー』
「はぁ……今日は妹サービスの日だね、ペロンリ♪好きにするといい」
(やったぁ〜！2人共大好きよ！)
(すまないペロス兄、ありがとう)
(何処までもお兄ちゃんですね)
(妹達にあの笑顔を見せられてはね)
･
続く
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鈴那(プロフ) - 下の子たちもかわいくて、あぁ〜♡(˃͈ દ ˂͈ ༶ )って感じです！一気に読んじゃいました！！ (2022年10月28日 0時) (
レス) id: 9e1ca460b6 (このIDを非表示/違反報告)
鈴那(プロフ) - コメント失礼します!素敵お姉様、最高です！！美味しい (2022年10月28日 0時) (レス) id: 9e1ca460b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃらん。 | 作者ホームページ：http://.uranai.riane.jarrck
作成日時：2022年7月20日 12時
