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「そんなッ……！！」
「だが俺もそこまで酷い男じゃないんだぜ？選ばせてやろう、感情を持たずに生き続けるか、キャンディーマンになって今の美しさのまま時間を止めるか」
「うっ……く……ぅうう〜！！」
『さぁ、お客様のおかえりですよ、ママは玉座へお戻り下さい、直ぐに私のティラミスをお持ちしますから』
「ぉお〜！！Aのティラミス！！早く持って来い！！」
『ペロスペローはママのお相手をお願いしますね、ブリュレはミロワールドを開けてください、オーブンはクラッカー達にミロワールドを通って直ぐに戻るよう連絡を、ダイフクは港を制圧しているカタクリを呼び戻して下さい、ガレットとプリンは私を手伝ってくれますか？後の弟妹達は下の子達をよく見て引き続きお茶会を楽しんでいて下さいね』
「Aお姉ちゃん！私たちは何をするの？」
『今日の紅茶は甘くしてあります、きっとブラックチョコがよく合うでしょう、上質な無塩バターも欠かせませんね』
「ヤダ！それってもしかして！」
『フフフッ！3人でガトーショコラを作りますよ』
各々に指示を出しながら美しく微笑むA姉を見ながら、幸せそうにティラミスを食べるママの隣に腰掛け紅茶に口を付ける
俺のためにこんなにも尽力してくれるA姉に抱く気持ちは、姉に抱く好意とは確実に異なっている
そんな俺が他の女と結婚なんて……
「くくくっ……到底無理な話だ」
「何だいペロスペロー、随分と楽しそうだねぇ」
「少し馬鹿なことを考えてたんだママ……どうして俺はA姉の弟なんだろうってね」
「あんないいお姉ちゃんが居て贅沢な奴だ！」
「勿論とても幸せだ！ママの子どもでA姉の弟で……だが俺はA姉ほどに愛せる女を見つけられる気がしねぇんだ」
「ならお前がAの旦那になるかい？」
「それが出来ればどんなに幸せだろうね」
「マーママハハハッ！！なりゃいいじゃねぇか！」
「ママ？」
「Aにゃ本命の見合いが控えてるけどねぇ、あいつが望むなら俺は兄弟と結婚させてもいいと思ってる！最近おもしろい薬を手に入れてねぇ」
ゴトッ……
「こいつを飲めば親族間でも何の問題もなくガキが生まれる、そうすりゃより濃い俺の血筋が五体満足に生まれてこの世に残るってことさ！」
(……ママ、それは本当かい？)
(勿論さ！兄弟たちが揃ったら知らせるつもりさ！)
(くくくっ……これは兄弟喧嘩が絶えなくなりそうだ)
to be continued……
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鈴那(プロフ) - 下の子たちもかわいくて、あぁ〜♡(˃͈ દ ˂͈ ༶ )って感じです！一気に読んじゃいました！！ (2022年10月28日 0時) (
レス) id: 9e1ca460b6 (このIDを非表示/違反報告)
鈴那(プロフ) - コメント失礼します!素敵お姉様、最高です！！美味しい (2022年10月28日 0時) (レス) id: 9e1ca460b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃらん。 | 作者ホームページ：http://.uranai.riane.jarrck
作成日時：2022年7月20日 12時
