全て価値ある思い出です ページ14
「それでカタクリお兄ちゃんったらね？」
『フフフッ！随分とおちゃめな事ですね！カタクリのそんな姿は私も見たことがありませんから、とても興味深いです』
「なら今度のメリエンダの時に一緒に覗いて見ましょ！Aお姉ちゃんなら誰にも言わないだろうし！お姉ちゃんと内緒事を作るのってなんだか嬉しいしワクワクしちゃう！」
『フフフッ！いいですね！私とブリュレだけの内緒にしましょう……そのグロス、とても似合ってますね』
「ブロワイエがお揃いでってくれたんだけど……私には似合わないのわかってるの……」
『ブリュレ……私は弟妹に嘘なんてつきません、とても似合ってますし、とても綺麗です』
スッ……
『この傷も含めてブリュレは私の可愛く愛おしい、とても優しい妹なんです……あの頃から変わらず』
幼き日に付けられた痛々しい顔の傷は、ブリュレにとって大きなコンプレックスになっていることはあの頃を知る弟妹たちはみんな知っている事だ
けれどその傷はブリュレの優しさ故に出来た傷である事も、アタシを含めこの子の兄姉はよくよく分かっている
ーーーーーーーーー……
「「「A姉のドーナツ美味い！！」」」
『フフフッ！沢山ありますからゆっくり食べなさい、今日は何をして過ごしたのですか？』
「3人で港でボール遊びした！」
「おや？友だちと公園に行くと言ってなかったか？ペロリン♪」
「あんな奴、友達じゃねぇよ！」
「そうだ！あいつカタクリのこと化け物とか言いやがった！そんなこと言う奴は友達なんかじゃねぇ！！」
『あらあら、そんな酷いことを言う子が居るなんて』
「俺の事なんか気にせず遊んでくれば良かったのに」
「カタクリだってその口を隠せば友達はできる」
『そんなことを言ってはダメですよペロスペロー』
「でもA姉！私はカタクリだってオーブンやダイフクのように兄弟だけじゃなくて他に友達を作るべきだと思うんだ！」
『ペロスペローの言うことも分かりますが…… 友達を作るために自分を偽るだなんて悲しいじゃないですか』
「そうさ！そんな友達ならいらねぇ！これが俺なんだ！笑うやつはぶっ飛ばす！」
『フフフッ！カタクリは強い子ですね！友達は焦って作る必要はありません、貴方が貴方らしく生きていれば自然と出来るもの……ですがカタクリ』
ギュッ……
『私もペロスペローも居るんです……寂しくなったら私たちに思いっ切り甘えなさいね』
to be continued……
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鈴那(プロフ) - 下の子たちもかわいくて、あぁ〜♡(˃͈ દ ˂͈ ༶ )って感じです！一気に読んじゃいました！！ (2022年10月28日 0時) (
レス) id: 9e1ca460b6 (このIDを非表示/違反報告)
鈴那(プロフ) - コメント失礼します!素敵お姉様、最高です！！美味しい (2022年10月28日 0時) (レス) id: 9e1ca460b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃらん。 | 作者ホームページ：http://.uranai.riane.jarrck
作成日時：2022年7月20日 12時
