【鬼滅の刃】爽柱はおっとりさん

149話 ページ3

その後、杏寿郎さんをあまり揺らさないよう蝶屋敷へと運んだ。


鴉から連絡を受けていたようで、しのぶ達が急いで杏寿郎さんを連れていった。


なんとか助けられたことに安堵していると、蹴られた脇腹が痛み出した。


普通に動けたから、骨折等の重症ではないだろうな。


自覚し出すととても痛い。


少しだけ休もうと縁側に行き、近くの柱に凭れて目を閉じた。









「…さん、Aさん！」


呼ばれた気がして目を開くとアオイちゃんが不安そうに覗き込んでいた。


『ああ、アオイちゃん、どうしたっ…』


そうだった、怪我してたんだった。


「眠っている顔色が良くなくて声をかけたんです！やっぱり怪我をしていたんですね、こちらに来てください」


アオイちゃんに手を引かれてしのぶの元へ連れていかれた。


「アオイ？どうしたんですか？」


「Aさんが怪我をしているようでして」


「そうでしたか、どこを怪我しているんですか？」


『鬼に蹴られた脇腹が痛くてですね…』

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