160話 ページ14
No side
「そうか、Aは鬼舞辻無惨の所へ連れていかれてしまったか」
報告を受けて産屋敷耀哉はそう呟いた。
前には直接報告することを許された獪岳がいる。
「Aが裏切らないというのは信じよう。獪岳、君は無事に戻ってこられたようで何よりだ」
獪岳は俯いたまま何も言わずにいる。
「そんなに気にやまなくていいんだよ。どうしても気になると言うのならもっと強くなりなさい。きっとAも同じことを言うんじゃないかな」
"きっと獪岳君はこれからもっと強くなると思うの。そんな貴方を私はここで終わらせたくない"
そう言って微笑んだAの笑顔が、獪岳の頭から離れない。
自分のことを信じて託してくれた人。
「はい。俺はもっと強くなってあの人の助けになります」
獪岳がそう力強く言うと産屋敷耀哉は優しく微笑んだ。
獪岳が下がった後、彼は独りでに話した。
「私がいくら誤魔化したところで柱は勘が鋭いからね、速く戻ってくるんだよA」
563人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かるぱす - この作品すっごく面白いです!続きが…読みたい…。更新待ってます!! (3月31日 0時) (レス) @page17 id: 11d8e78453 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカル(プロフ) - 続きがとても気になります。更新待っています。 (2020年12月18日 19時) (レス) id: d9d49eab75 (このIDを非表示/違反報告)
お砂糖(プロフ) - とてもいい作品なのにもったいないです(泣。更新を心待ちにしてます! (2020年7月23日 6時) (レス) id: 3f6d47070b (このIDを非表示/違反報告)
花吹雪 - とっっっても面白いです!更新頑張って下さい! (2020年7月7日 22時) (レス) id: afa01603c5 (このIDを非表示/違反報告)
しのぎ - 続きがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁないぃぃいいいいアだとぉぉぉぉぉ!!!!!!!!! (2020年6月14日 15時) (レス) id: 0eebcb3b29 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:瑠花 | 作成日時:2020年3月8日 3時