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105話 ページ9
またしばらく進むと、血鬼術にかかって今にも殺されてしまいそうな人がいた。
冨岡さんの方が前にいた事もあり、即座に血鬼術の糸を切った。
「俺たちが来るまでよく堪えた。後は任せろ」
血鬼術にかかっていた人に近づくと、炭治郎君だった。
『よく頑張ったね炭治郎君。もう大丈夫だから』
「禰豆子の傍に…」
指を指す方を見ると倒れている禰豆子ちゃんがいた。
炭治郎君を支えながら禰豆子ちゃんの傍に向かった。
炭治郎君はそのまま倒れ込むように禰豆子ちゃんを抱きしめた。
ふと鬼と冨岡さんを見ると、冨岡さんが鬼の頸を斬っていた。
体の崩壊が始まりながらもこちらの方に近づいてくる。
必死に炭治郎君の方へ歩んでくる。
足が崩れ直前で倒れると、炭治郎君は優しく鬼に触れた。
鬼は悲しげな気配を漂わせており、私も思わず優しく触れた。
今までのことを悔いているのだろう。
「でも…山ほど人を殺した僕は…地獄に行くよね……。父さんと母さんと…同じところへは…行けないよね…」
その言葉を最期に鬼の体は完全に崩れ去った。
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瑠花(プロフ) - いえいえさん» すごく嬉しいです！ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2020年3月2日 2時) (
レス) id: d07b6182fc (このIDを非表示/違反報告)
いえいえ - いつも見てます！面白いし恋愛も有るから嬉しいです (2020年3月1日 19時) (レス) id: 0245037d9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠花 | 作成日時：2020年2月21日 3時
