120話 ページ24
『炭治郎君もかな?』
「いえ、俺は長男なので!大丈夫です!」
そう言って大きくそっぽを向いた。
急にそんな動きをしたから痛そうにしている。
『私が撫でたいんだ、ダメかな?』
そう言って顔を覗き込むと、炭治郎君はぎゅっと目を瞑った。
「ダメじゃないです」
少し片言でそう返してくれたので、頭を撫でた。
『長男でも甘えていいんだよ』
「…ありがとうございます」
しばらく撫でていると、なほちゃんが声をかけてきた。
「Aさま!しのぶさまがお呼びです!」
『会議が終わったんだね、今行くよ』
炭治郎君達に手を振り病室を後にした。
扉を叩き、しのぶの部屋へはいる。
「私が何を言いたいかわかります?」
とても素敵な笑顔でそう言われた。
これは、怒ってるな。
『…なんとなく』
小一時間しのぶに叱られた。
「無茶をして本来つかない傷を作らないでくださいね」
『はい』
「叱るのはここまでにしましょう。ところで、この後不死川さんの所へ戻るんですか?」
『うん、そのつもりだけど』
そう言うとしのぶは急に真剣な顔になった。
「何かあったらすぐにここへ来てくださいね」
『?…わかった』
何故なのかは聞きづらくて、そのまま蝶屋敷を出た。
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瑠花(プロフ) - いえいえさん» すごく嬉しいです!ありがとうございます!これからも頑張ります! (2020年3月2日 2時) (レス) id: d07b6182fc (このIDを非表示/違反報告)
いえいえ - いつも見てます!面白いし恋愛も有るから嬉しいです (2020年3月1日 19時) (レス) id: 0245037d9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠花 | 作成日時:2020年2月21日 3時