検索窓
今日:10 hit、昨日:7 hit、合計:302,508 hit

120話 ページ24

『炭治郎君もかな?』


「いえ、俺は長男なので!大丈夫です!」


そう言って大きくそっぽを向いた。


急にそんな動きをしたから痛そうにしている。


『私が撫でたいんだ、ダメかな?』


そう言って顔を覗き込むと、炭治郎君はぎゅっと目を瞑った。


「ダメじゃないです」


少し片言でそう返してくれたので、頭を撫でた。


『長男でも甘えていいんだよ』


「…ありがとうございます」


しばらく撫でていると、なほちゃんが声をかけてきた。


「Aさま!しのぶさまがお呼びです!」


『会議が終わったんだね、今行くよ』


炭治郎君達に手を振り病室を後にした。


扉を叩き、しのぶの部屋へはいる。


「私が何を言いたいかわかります?」


とても素敵な笑顔でそう言われた。


これは、怒ってるな。


『…なんとなく』


小一時間しのぶに叱られた。


「無茶をして本来つかない傷を作らないでくださいね」


『はい』


「叱るのはここまでにしましょう。ところで、この後不死川さんの所へ戻るんですか?」


『うん、そのつもりだけど』


そう言うとしのぶは急に真剣な顔になった。


「何かあったらすぐにここへ来てくださいね」


『?…わかった』


何故なのかは聞きづらくて、そのまま蝶屋敷を出た。

121話→←119話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (185 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1036人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

瑠花(プロフ) - いえいえさん» すごく嬉しいです!ありがとうございます!これからも頑張ります! (2020年3月2日 2時) (レス) id: d07b6182fc (このIDを非表示/違反報告)
いえいえ - いつも見てます!面白いし恋愛も有るから嬉しいです (2020年3月1日 19時) (レス) id: 0245037d9e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:瑠花 | 作成日時:2020年2月21日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。