【鬼滅の刃】風柱の継子はおっとりさん

20話 ページ21

しのぶの検査の結果、血鬼術は毒だったが致死量からは程遠いので日に当たっていれば治るらしい。


だから日の出る時間にアオイちゃんに手伝ってもらいながら日当たりの良い場所に行っている。


『いつもありがとう、アオイちゃん』


「いえ、これくらいなんでもありません。仕事ですので」


そう言っていつものように他の所に行こうとするのを呼び止めた。


「なんですか？」


『アオイちゃんは頑張り過ぎちゃうところがあるから、適度に休ませて欲しいってしのぶに頼まれてね』


こっちにおいでと隣をポンポン叩くと、隣に来て座ってくれた。


『仕事中なのにごめんね』


「しのぶ様がそう仰ったなら私は少しでも休むべきなのでしょう」


休みだと言うのに険しい顔はいつもと変わらない。


『アオイちゃんのお陰でいつも助かってるよ』


「私は怖くて鬼を倒しに行けない臆病者ですから。このくらいのことはやって当然なんです」


鬼を倒しに行けないことに負い目を感じているのだろう。


ここで隊士の治療を行うのだって立派な事なのに、それが邪魔しているようだ

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