20話 ページ21
頸も切れたので体の崩壊が始まっている
どこかその表情は悲しげだった
「ああ…大事な…可愛い私の子」
死に際になって人間の時の事を思い出したのだろうか
「子供を食おうと攫ったけど…子供だけはどうしても、食べられなかった」
『子供以外の人間は食べてしまったのですか…』
私のこの言葉には鬼は返事をしなかった
私は鬼の傍に行き、その手を握った
『子供を食べなかったのは素晴らしいことです。でも、この子達は残念ながらあなたの子供ではないのです。貴方が親であったなら、この子達の親がどのような気持ちでいるかわかるでしょう?』
鬼になりたくてなった訳じゃないというのはわかる
鬼はひたすらにごめんなさいと呟いていた
『来世は鬼にならない事を祈っています』
そう言うと、鬼は微笑んで消えていった
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瑠花(プロフ) - 通りかかりの詠み手さん» すみません、12話と間違えてしまってます!ご指摘ありがとうございます。 (2020年2月2日 22時) (レス) id: d07b6182fc (このIDを非表示/違反報告)
通りかかりの詠み手 - すみません14が2つありますが (2020年2月2日 22時) (携帯から) (レス) id: 4152a3e52f (このIDを非表示/違反報告)
瑠花(プロフ) - TUBA_hukiさん» 家族構成が全く一緒でしたか笑すごい偶然ですね笑 (2020年2月2日 0時) (レス) id: d07b6182fc (このIDを非表示/違反報告)
TUBA_huki(プロフ) - 家族構成が全く一緒で笑いました笑笑 (2020年2月1日 23時) (レス) id: 5900e371c8 (このIDを非表示/違反報告)
瑠花(プロフ) - 翠木さん» ありがとうございます!脚フェチでございましたか!頑張って綺麗描けるよう時間をかけた甲斐があります笑これからも頑張りますのでよろしくお願い致します! (2020年1月31日 3時) (レス) id: d07b6182fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠花 | 作成日時:2020年1月10日 2時