♯28* ページ28
消灯時間から一時間。
薄いぴんく色のパーカーを羽織って、
外に出る準備は万端。
そういえば、私、
外に出るのすごく久し振り。
緊張して、手が冷たい。
寝ているふりをして閉じていた目を開く。
時計の針は、11時を過ぎていた。
丸山くん、まだかな。
来てくれるよね。
夜中に病院に侵入するのに、時間が掛かってるんだよ。
不安になってきた頃、
誰かの足音が近づいてきた。
丸山くんかな…？
見回りの看護師さんだったら困るから、
目を瞑って、寝たふりをした。
「Aちゃん。」
ひそひそ声で、名前を呼ばれた。
丸山くんだ…！
「ごめん、遅れてもうた。」
「大丈夫だよ。」
「体調は大丈夫？」
「ばっちり。」
「ほな、行こか。」
靴を履いて、丸山くんに着いていく。
廊下は真っ暗で、誰もいなかった。
「意外と簡単に抜けだせそうやね。」
「ね。」
すっかり気を抜いてた私たち。
裏口から外に出ようとした。
「おい、君たち…？」
誰かの声がした。
振り向くと、警備員さんが
こっちに懐中電灯を向けている。
だめだ。
そう思った瞬間、丸山くんが私の腕をつかんだ。
「Aちゃん、行くよ！」
そう言って、私の腕を引っ張る。
「おい！待ちなさい！」
警備員さんの声がしたけど、
そのまま外へ出た。
「ごめん、少し走るよ。」
そう言って、速度をあげた丸山くん。
「うん。」
私は、必死に足を動かした。
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桐生ミツハ@虹色∞er(プロフ) - おもしろかったです！！新作待ってます！！！ (2014年5月22日 21時) (
レス) id: 0b278d458b (このIDを非表示/違反報告)
きみぱる∞(プロフ) - ふわりんさん» いつもコメントありがとうございます！私もふわふわな丸ちゃんが好きなんです♪頑張ります！これからも応援よろしくお願いします(*´ー｀*) (2014年5月18日 22時) (レス) id: 786c26dab1 (このIDを非表示/違反報告)
ふわりん(プロフ) - まるちゃん本当に大好きです！まるちゃんのふわっとした感じがとても好きです！これからもがんばってください！！！ (2014年5月18日 20時) (レス) id: cb2c90d027 (このIDを非表示/違反報告)
きみぱる∞(プロフ) - しなもん °＊さん» コメントありがとうございます！本当ですか!?この小説は私の他の作品とはちょっと違う書き方なんです。なのでそう言って貰えて本当に嬉しいです♪頑張ります^^ (2014年5月11日 10時) (レス) id: 786c26dab1 (このIDを非表示/違反報告)
しなもん °＊(プロフ) - 小説ふわふわしててとても好きです ！此れからも頑張って下さい。 (2014年5月11日 9時) (レス) id: f6b40aea8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きみぱる∞ | 作成日時：2014年5月11日 0時
