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これにします!1 ページ25

グィッ

途方にくれていると、後ろから右腕を掴まれた

『わっ!!』

驚いて、後ろを見ると額に汗を浮かべた淳太くんがいた

中「はぁ〜、何してんねんもぉ〜!心配したやろ!」

『ご、ごめんなさい…』

中「何もなくて良かったわ」

そう言って、あたしの頭に手を乗せて優しく笑ってくれる

中「2人も探しとるからちょっと、電話するわ」

2人に電話をかける淳太くん

迷惑かけて、申し訳ないけど、汗をかきながらあたしを探してくれた事に嬉しさを感じる

中「よし、2人と連絡とれた」

『本当にごめんね』

中「もぉ、ええよ(笑)」

『このマグカップ、8色あったから、いいな〜って、見てたら迷子に……(笑)』

中「なら、買ったるよ」

『えっ!あたし、そんなつもりで言ったんじゃないよ!』

中「ええから、ええからら、おれらと迷子になってまで欲しかったんやろ(笑)」

『うっ!じゃ、じゃぁ、自分で買うよ!』

中「ええから、中間財閥なめんなや(笑)」

結局、8つとも淳太くんに買ってもらってしまった

『ありがとう』

中「おん、よし、2人と合流しようか」

すると、あたしの右手をとり歩き出した

『ちょっ、ちょっと!ダメだよ、誰かに見られたりしたら!』

あたしは、手を離そうとするが、さっきより強く握られ離せない

中「照史はよくって、おれはあかんのか?」

『えっ!』

中「……また、迷子になられても困るしな!(笑)ほら、行くで!」

淳太くん、気づいてたんだ

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作者名:みゃぁちゃん | 作成日時:2017年3月26日 9時

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