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何にしますか?6 ページ23

桐「おれ、運転するわ」

濱「頼むわ〜」

そう言って、濱ちゃんは助手席に乗り込んだ

桐「なんで、お前が助手席乗んねん!Aやろ!!!そこは!!!」

濱「何でなん!!ええやん、別に!!」

中「濱ちゃん、そうゆうとこあるからな。ほら、A先に乗り」

『ありがとう』

淳太くんにドアを開けてもらい、後ろに乗り込んだ

濱「どこ行く?」

中「近くに大きいショッピングモールあるみたいやで」

あたし達は、淳太くんが調べてくれたショッピングモールに行ってみることにした

桐「けっこう大きいな〜」

濱「めっちゃ、腹へったわ〜」

中「飲食系はあっちやな」

濱ちゃんと淳太くんが前を歩いていくのに続く

ギュッ

『えっ…』

ふいに、右手を照史くんの大きい手が包んだ

驚いて照史くんを見上げるが、照史くんはこちらを見ず、前を見つめていた

手は繋がれたまま、2人の後をついていく

前の2人は、何を食べるかの話をしていて、あたし達には気づく様子もない

照史くんと手を繋いでいる事と、2人にバレてしまうんじゃないかというドキドキ

特に会話もないまま、手だけは離せずにいると

中「なぁ、2人は何か食べたいもんある?」

突然、こちらを振り返った淳太くんに驚き、おもわず、照史くんの手を離した

『え、あ、なんでもいいよ』

中「なんでもええか〜、そやな〜」

あたしは、淳太くんにバレてしまったんじゃないかと、その事ばかり考えていて

照史くんが寂しそうにあたしを見てたことに気づかなかった

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作者名:みゃぁちゃん | 作成日時:2017年3月26日 9時

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