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「ジェシー、今日の数学の授業中楽しそうだったじゃん笑」
『HEHE、そう?』
「てかなんでタイキックだったのさ笑」
と、大我が思い出してまた笑い出す
そこに慎太郎と希星ちゃんも加わってくる
『HAHA、Aとしりとりしてて、"た"から始まる言葉を探してたの、だから間違えて言っちゃった笑』
「でもめっちゃウケてたよね、流石ジェシーくん笑」
「Aが1番笑ってたんじゃない?」
「あの後の休み時間にAが、
ジェシーってほんと面白いんだよ、って言ってた!」
と、衝撃の情報を提供する希星ちゃん
『え、ほんと?』
思わず聞き返してしまうと、北斗が全てを察した顔で駄目押しの一言。
「Aっていつも笑ってるけどあんなに笑ってるとこ見たことないなぁー」
『…』
顔に熱が集まるのが分かって自分の気持ちの素直さに少し腹がたつ
だけどね、
『ほんとなら嬉しいな』
やっぱり君のことがどんどん気になっていて、止められないんだ
今はとにかく君と少しでも仲良くなりたくて、
こんな気持ち、初めてなんだ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
午後の授業は俺が得意な体育
しかもサッカー!
先生が適当にチーム分けをしている
「よっしゃぁ!ジェシー、一緒のチームだ!
え、しかもAも!」
いつもよりも大分ハイテンションな北斗が俺とAと肩を組む
「わ、サッカー部の2人が一緒なら安心だ!」
___と、なにやら北斗がAに話しかけている
「ジェシーね、サッカー部のエースなんだよ!めっちゃ上手くてかっこいの」
「そーなの!
え、じゃあこーちより上手いってことだよね、それ凄くない!?」
『ちょっ、北斗何言ってんだよーー!
変なプレッシャー与えんな!』
「いいだろ、事実なんだしーー」
確かに、エースだとは言われてるけども、ジェスちゃん緊張しちゃうわ
俺らのこんなやりとりもAは楽しそうに笑って見ている
「おーい、試合始めるぞーー」
先生の声を聞いて、俺達はコートへ駈けていった
自分のポジションにつく前に北斗が俺に囁く
「A、かなり運動神経良いし、お前と良いコンビになると思うよー?」
『HE?』
「勝利の秘訣は焦らないこと、かな」
焦らないこと、か
じっくりってことだよね?
ってか北斗さん、それサッカーの事だけじゃないですよね?
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なにか - キュン死に…。ジェスくんヤバいっすね。作者さん、表現力すごい! (2021年3月21日 22時) (レス) id: ee38c723d2 (このIDを非表示/違反報告)
るん(プロフ) - きゅんきゅんしまくりです、!更新楽しみにしてます! (2020年7月23日 18時) (レス) id: 41fb097b0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sho | 作成日時:2020年7月6日 17時