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ジェシーSide
夏休みが終わって
学園祭まであと一週間
準備も大詰めで、放課後は作業の毎日
忙しいけどめっちゃ楽しいんだ
もちろん、俺たちの歌の練習も大詰め
後夜祭の取りを務める事も決まって尚更大変
でも、練習はそう上手くは行かない
Aはまだ肺活量不足で息切れを起こしやすくて、何回も歌うと苦しくなっちゃうこともある
「っ、、っじぇす、ごめ、ん、休憩していい、？」
『大丈夫！？
ゆっくり休憩して、ね？』
そんなとき、俺は吸引器を持ってきてAに渡して、背中を擦る
そうすると、少し楽になるみたい
「じぇし、ごめん、、」
『謝んないでよ〜、大丈夫だから！』
「私、こんなんで本番大丈夫なのかな、」
『きっと上手く行くよ、頑張ってるもん』
「あーー、私迷惑かけてばっか、、」
迷惑なんて言わないでよ
これでも毎日ちょっとずつ歌える量も増えてきて
最近では2曲通して歌えるまで回復したんだから
苦しいのはAなはずなのに
『苦しいときは、俺を頼ってよ？』
「うぅ、じぇす、、」
俺の言葉にストッパーが外れたように涙を零す
それはAが初めて見せた涙だった
事故にあった時でさえ笑顔だったのに
弱さを見せなかった彼女はどれだけ辛い思いを隠してきたんだろう
俺はAの身体を包み込む
彼女は少し震えているような気がした
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今日は休み時間に学園祭の企画部の集会
企画部には俺と希星ちゃんが入ってる
企画部の部長が何やら話し始める
「今年もステージの番組でミスコン・ミスターコンがあるので、明日までに各クラスから出場者を探してください」
みんながザワつく
明日までって無理じゃない！？
俺たちの学園祭では、野外ステージで番組をするんだけど、ミスコンは花形番組で人気なんだ
でも、出場者を探すのは毎年大変なんだ
ミスコンとなると、シチュエーション対決だから恥ずかしがる人が多いんだよね
『うちのクラス誰がいいだろ、』
「え、うちのクラスは探すの簡単だよ！
美男美女が近くにいっぱいいるじゃん！」
『それはそうだけど、』
希星ちゃんは自信満々だけどねぇ、
俺らのイツメンは意外と嫌がるんじゃないかなぁ、
「とりまお昼休みにみんなに頼んでみよ」
『そーしよっか、』
不安だらけなんですが、HAHA
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なにか - キュン死に…。ジェスくんヤバいっすね。作者さん、表現力すごい！ (2021年3月21日 22時) (
レス) id: ee38c723d2 (このIDを非表示/違反報告)
るん(プロフ) - きゅんきゅんしまくりです、！更新楽しみにしてます！ (2020年7月23日 18時) (レス) id: 41fb097b0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sho | 作成日時：2020年7月6日 17時
