見ちゃった ページ25
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ジェシーSide
今日は部活が早く終わったからこーちと北斗と樹と一緒に帰る
校庭を通るとき、
あ、と樹が小さく声を出す
樹の見ている方向に目を向けると
Aと慎太郎だ
そして目黒先輩もそばに居る
休憩中らしくて3人で仲良く戯れてる
すると
「、まじ？」
とこーち
こーちの見ている方向を見ると
＿＿＿見たくない光景が眼に入る
目黒先輩がAのことを抱きしめてる
Aも先輩も笑ってる
2人は美男美女カップルそのもので、違ったとしても、そうにしか見えなかった
俺との関係よりもずっと近いことをハッキリさせられる
俺は＿＿＿
棒立ちで見てることしか出来ないんだ
慎太郎は2人を見ながら困ったように笑ってるけど、ふと俺らの方に気が付く
そして慌ててなにやら俺達に合図してるみたい
「いこっ」
ぐっと強い力で北斗に腕を引っ張られて、後ろからこーちと樹に背中を押されて、学校の外まで連れて行かれた
「ジェシー？」
「表情無くなってるよ？笑ってるジェシーの方がいいよ？」
「大丈夫かお前」
3人が優しく声をかけてくれるけど、あまり耳に入ってこない
『俺、馬鹿みたいだね
やっぱり俺じゃ釣り合わないよ
先輩の方がどう考えてもお似合いじゃんHAHA』
「ジェシー、やめてそんなこと言うの」
こーちが哀しそうに俺の背中を擦ってくれる
その感触があまりにも優しくて、無理して笑っているのも辛くなる
『あんなの見ちゃったらもう俺ほんと、、』
もうAのことは諦めようかな、
そう言おうとして、彼女への気持ちは切ろうとしても切れないことに気づいてしまう
「ジェシー、あれは多分先輩の一方的な行動だと思うよ？だから大丈夫だ！」
『だと良いんだけど、、』
樹が明るい声で慰めてくれる
嘘の様に上手く行っていた今までの思い出が全て意味の無いものに思えてしまって
すごく哀しかった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
家に帰っても、もやもやは消えない
ぼーっとインスタを見ていると
ポンっとAのストーリーがあがった
押そうとして、ギリギリのところで手を止める
見たいけど、また哀しくなるかもな、、
傷付きたくなくてインスタを閉じる
明日学校でAにうまく接することができる気がしない
ベットの上に身体を投げだして目を閉じたら
寝落ちしてた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 525人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なにか - キュン死に…。ジェスくんヤバいっすね。作者さん、表現力すごい！ (2021年3月21日 22時) (
レス) id: ee38c723d2 (このIDを非表示/違反報告)
るん(プロフ) - きゅんきゅんしまくりです、！更新楽しみにしてます！ (2020年7月23日 18時) (レス) id: 41fb097b0e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sho | 作成日時：2020年7月6日 17時
