やっぱり君は人気者 ページ20
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ジェシーSide
今日は朝から曇り空
曇りの日はなんだか浮かない気持ちになる
現在2時間目、日本史の授業中
ふっと雨の匂いが鼻をかすめて、窓の外を見ると、
＿＿＿雨だ
しとしとと、雨が降り始める
『ね、雨降り出した』
「わ、傘忘れたぁー、帰るまでに止めばいいけど」
『ほんとに。
俺、雨は好きじゃないなぁー』
「でも、雨の日が憂鬱になっちゃいそうだから、私雨も嫌いじゃないことにしてるんだ！」
俺もかなりポジティブだといわれるけど、
更に上を行く彼女に少しでも近づきたいと思ったり。
雨はそのまま止むことはなくて、放課後がやってくる
今日は部活はオフになった
Aはどうなんだろ
一緒に帰れたりするかな
終わりの会が終わって、声をかけてみる
『今日、部活オフ？』
「うん！そーだよ」
『お、じゃあ、一緒に帰らない？』
「いいね！あ、待って、でも…」
すると、彼女は少し考え込んでしまう
「ちょっと呼び出されてるんだけど、
すぐ終わると思うから、待っててくれる？」
『もち〜！どこで待っとけばいい？』
「あ、なんか体育館裏？に来い、的なことを言われてるから一緒に行く？」
ん？
たいいくかんうら
普通の呼び出しにしては場所おかしくない？
いや、おかしいだろ
、？
え、まさか
『それ、俺一緒に行ったら駄目なやつじゃない？』
「ジェスも一緒に行こーよーー」
う、、
一緒に行こ、とか言われたら
行くしかないっしょ！HAHA
『とりあえず近くまで！』
「やったっ」
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体育館裏に着いて俺は、
離れてるね、と近くの壁に隠れる
「あ、A！待った？」
誰かがやってきた
「こーじ！今来たとこ！
どうしたのー？」
「あのさ、俺、ずっと伝えようと思っててんけど…」
ほらね
どうやらお相手はA組の向井くん
俺は話したことはないけど、
関西弁のフレンドリーなイケメンくん
って認識してる
「俺、Aのことが好きです
＿＿＿付き合ってくれませんか？」
来なきゃ良かったな、
付き合っちゃうの、？
もし仮に彼女が向井くんを振ったとしても、
彼女のことを彼のように好いている人は多いに違いない
分かっていたのに
現場にいるとやっぱり辛い
壁に身体を委ねて俺は大きく溜息をついた
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なにか - キュン死に…。ジェスくんヤバいっすね。作者さん、表現力すごい！ (2021年3月21日 22時) (
レス) id: ee38c723d2 (このIDを非表示/違反報告)
るん(プロフ) - きゅんきゅんしまくりです、！更新楽しみにしてます！ (2020年7月23日 18時) (レス) id: 41fb097b0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sho | 作成日時：2020年7月6日 17時
