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午後の授業が始まる前にAは帰ってきたけど、
俺にはどんな感じだったかなんて聞く勇気なんてなくて普通に過ごしてしまった
そのまま放課後がやってくる
「ジェス、ばいばい！」
『、うん、また明日！』
部室前で別れて行こうとしたとき、目黒先輩がAに駆け寄るのが見えた
楽しそうに話してる
もやもやする
俺はもうこれ以上見ないように部室へ駆け込んだ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ジェシー、最近どうー？」
部活の休憩中、樹と北斗とこーちと戯れてるときに翔太先輩が話しかけてくる
『えっと、』
「いい感じなんですよーー！」
すごい勢いで話に参加してきたのは樹
「お、そうなの！？」
「ってか先輩、今日Aとご飯食べたでしょーー」
「食べた」
『目黒先輩も、なんですよね』
めっちゃ気にしてんじゃん！と翔太先輩は笑う
「すごい楽しかったよ？まあほとんどめめがAに話しかけてるんだけどね笑」
やっぱり。
「でも、なんだかめめにジェシーのこと話してたよ？
ジェシーほど優しくて、心から綺麗な人はいないって」
え、
『ほ、ん、と、ですか？』
「ほんとだよ」
「わ、ジェスやったじゃん！」
「ほらぁ、ほくちゃんの言ったとおりだろ？
大丈夫だよ！」
いつの間にか北斗とこーちも混じってる
俺の事を一瞬でも考えてくれていて
ましてや褒めてくれてたなんて
キュン、と
胸が痛く、
心地良く締め付けられる
知らぬ間に笑みが溢れていたようで、
お前にやつくなよっ、と
いつもにやにやしてるこーちに小突かれた
「どっちの味方にもなるつもりは無かったけど、ジェシーの初恋が可愛いから、俺応援してるわ」
『はつこい、って
まだ好きか分かんないです、』
「でもね、もうジェシーは立派にAのことが好きだと思うよ」
やっぱり翔太先輩は、俺の事をよく見てくれてるんだ
「恋ってね、相手に振り回されるようなもんなんだ」
もう既に振り回されちゃってる
彼女の言動にいちいちドキドキさせれて
目黒先輩にもやもやして
一喜一憂の毎日
『そうですね、
＿＿＿俺はAのことが好きです』
うん、気付けたなら良かった、と頷いて優しく笑う翔太先輩
「「「俺らも応援する！」」」
みんな、気づかせてくれてありがとう
素直にさせてくれてありがとう
そしてジェシー、これから頑張ります！
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なにか - キュン死に…。ジェスくんヤバいっすね。作者さん、表現力すごい！ (2021年3月21日 22時) (
レス) id: ee38c723d2 (このIDを非表示/違反報告)
るん(プロフ) - きゅんきゅんしまくりです、！更新楽しみにしてます！ (2020年7月23日 18時) (レス) id: 41fb097b0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sho | 作成日時：2020年7月6日 17時
