五十話 ページ4
翌日、葬儀は予定道理に行われた。
呼んであるのは、城下町の中でも身分が上な住民と両親と親しかった人のみ。
それ以外は呼ばないようにした。
もしも両親を殺した敵が他にいる場合、その人までも城の中に入りまた人を殺す可能性があるからだ。
これ以上被害を広げるのは避けたい。
親しい人や身分が上な住民は全て顔が分かるため、知らない敵が入り込めるとは思わない。
勿論、葬儀中は警戒を強めるつもりだ。
まさか、城に入れた者が敵だった場合は、剣術が使えるものが直ちに行動をすることになっている。
暗殺術場合は、私が動くことになっていた。
兄さん達からすると、もしかしたら敵かも知れない私に仕事を託すのはどうかと思うだろうが、私からその仕事をすると言い出した。
そうして、葬儀は始まった。
葬儀中、私と葵は大号泣した。
2人して声を出さないように気を付けて泣いていると、私たちの前に兄さんが歩いてきた。
本来なら、一緒に横に立っているはずだが、兄さんは一点のところをちらっと睨みこちらへ来た。
そして、急に来たと思ったら、私たちを前から抱きしめてきた。
A&葵「「!?」」
私たちがびっくりしていると、兄さんは、ぽんぽんと頭を軽く叩く。
兄さんを見るとふわっと笑っていた。
A「兄さん…?」
私も兄さんを見るとふわっと笑う。
一「大丈夫だ。」
兄さんは言うと、またぽんぽんと叩く。
葵は、まだ泣いたままだった。
私は、兄さんをじっと見ると、急に兄さんの顔が険しくなった。
え?と思い、私は兄さんの顔をじっと見た。
隣で泣いたままの葵もそれは感じたようだった。
兄さんが両親を殺した敵だと思う人物がいることに。
ーーーー
今回はここまでです。
1つ目から2つ目まで飛んでやったきた方々ありがとうございます。
コメント、お気に入り追加などお待ちしております。
ここまで読んでくださった方ありがとうございました。
また次の話でお会いしましょう。
では。
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十六夜紅葉(プロフ) - 楽しみです!応援してます! (2022年11月17日 18時) (レス) id: 25ee4b6236 (このIDを非表示/違反報告)
悠子(プロフ) - 続きが気になります (2022年8月22日 16時) (レス) @page4 id: 174f33b01b (このIDを非表示/違反報告)
莝理亜(プロフ) - ありがとうございます!楽しんで頂けるよう頑張りますね! (2018年12月24日 21時) (レス) id: ca0ec47182 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 凄く良かったです。 (2018年12月24日 9時) (レス) id: aa472647a8 (このIDを非表示/違反報告)
莝理亜(プロフ) - ありがとうございます!続き頑張って書きますね! (2018年12月22日 3時) (レス) id: ca0ec47182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ざりあ | 作成日時:2018年11月24日 18時