検索窓
今日:5 hit、昨日:7 hit、合計:119,817 hit

四話 ページ5

そんなびっくりするとこあるかなと思いながら彼を見る。
彼は、少し考えたあと何か決めたようだ。

??「わかった。じゃあ、ついてきてくれねぇか?」

彼の言葉に私は笑顔ではいっ!と答えた。

少しするとさっきの隊士たちが戻ってきた。
私が彼の隣にいるのにびっくりしていた。

??「お前ら今は巡察中だろ。気を引き締めろ。」

彼の声で隊士たちは、はいっ!と言ったあとさっきの表情に戻った。
少し歩くと彼が歩きながら声をかけてきた。

??「嬢ちゃん、すまねぇが名前を教えてくれねぇか?」

彼は、私をちらっと見た。

A「あ、すみません。申し遅れました。斎藤 Aと申します。」

私は、ペコッと頭を下げる。

原田「いや、頭を下げるほどじゃねぇ。俺は、原田左之助だ。よろしくな。」

A「原田さんですね。よろしくお願いします。」

私は、ニコッと笑った。
するとぽんっと頭を撫でられた。
私は、きょとんとしていると、彼はニコニコと笑っていた。

原田「あいつの妹とは思えないほどだな。」

A「兄をご存知なんですか?」

原田「ああ。」

彼は笑顔のまま私の頭をぽんぽんっとする。
私は、兄さんみたいだなと思った。
すると私は気配を感じ前を見る。
それは彼も感じていたようだった。
彼は私を後ろに下がらせ、持っている槍を構えた。

原田「A。俺の近くを離れるなよ。」

彼がその言葉を言うと、気配がした方から浪士が20人ばかり出てきた。
その浪士たちは、さっと私たちを囲む。
後ろの隊士たちも槍や刀を構えた。

まるで一触即発のような空気がその場を漂う。

私はハッとして彼の名前を呼んだ。

A「原田さん!建物の裏にも20人ばかりいます!」

彼は、少しびっくりしていた。これだけ取り囲まれていたら、たとえ戦い慣れている隊士たちでも死人が出るだろう。私はそう思い、彼の隣に立った。

原田「何してるんだ!?危険だから俺の後ろにいろ!」

A「いえ、こんな状況で私は何もしないなんて皆さんの足手まといになるだけです。今は、味方が1人でも多い方がいいでしょう。大丈夫です。兄さんから剣術は教わっています。」

原田「すまねぇ。お前は何も悪くねぇんだけどな、手伝ってくれるのなら今はありがてぇ。だがよ、刀持ってるのか?」

原田さんは、敵をにらみながら話す。

A「大丈夫です。短刀ならありますから。」

そう言って私は、胸元から刀を出す。

A「では、始めましょう。」

五話→←三話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (50 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
122人がお気に入り
設定タグ:薄桜鬼 , 斎藤一 , 逆ハー   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

莝理亜(プロフ) - コメントありがとうございます!続編も楽しんで下さいね! (2018年12月24日 21時) (レス) id: ca0ec47182 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - コメント失礼します。凄く良かったです。 (2018年12月24日 9時) (レス) id: aa472647a8 (このIDを非表示/違反報告)
莝理亜(プロフ) - コメントありがとうございます!更新する時間があまりありませんが、楽しんでいってください。更新、頑張りますね! (2018年6月23日 0時) (レス) id: ca0ec47182 (このIDを非表示/違反報告)
- とても面白かったです!また楽しみにしてます、頑張ってください! (2018年6月20日 20時) (レス) id: 1a0123f488 (このIDを非表示/違反報告)
莝理亜(プロフ) - コメントありがとうござます!面白いなら良かったです!!!!続き頑張って書きますね!今週は、少し忙しいのであげられるかわかりませんが、忙しくなかったらだいたい三日であげる予定です!これからよよろしくお願いします。^ - ^ (2018年1月23日 16時) (レス) id: 9add19d2e3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ざりあ | 作成日時:2018年1月10日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。