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二十三話 ページ24

A「いやいや、普通皆さんが先でしょ!?」

俺はさっきの話など御構い無しに、兄さんに言った。
それを見ていた沖田さんは、一人笑っていた。

斎藤「何がおかしい。」

兄さんは鋭い目線で沖田さんを見た。

沖田「ふふふふふ、いや?なんでも無いよ。」

ニヤニヤという顔で兄さんを見ていた。

斎藤「まあいい、A。客人のお前が先に入るのは当たり前だろう。理由がわかったのなら入ってこい。」

兄さんはちょっとイラつきながら言った。
こりゃ、めんどいと思い俺はスッと立った。

A「んじゃ、行くけど。兄さん見張りよろしく。それと、着物どうすればいいの?」

そう言うと、兄さんは着物を持っていたようで俺に渡してきた。

斎藤「これでいいだろう。」

A「ありがと。」

俺は兄さんから受け取りそのままスタスタとその場をあとにした。
兄さんは、沖田さんと少し言葉を交わしついてきた。

風呂につくとさっさと入った。
兄さんに借りた寝間着を着て自分の部屋へ戻る。
そのまま布団を敷いて俺は寝た。

朝、明るくなり始めた時に俺は目が覚めた。
起き上がり襖に当たっている光を見る。

A「朝か…。」

寝起きだからかいつもより低い声が部屋に響く。
寒くてぶるっと身震いした。
そういえば、私の着物どうなったんだろうと思い見渡した。
すると、頭の上あたりに綺麗にたたまれた着物が置いてあった。
よく見ると、兄さんのやつもちゃっかりと置いてあった。

A「朝のうちは、兄さんのを着ていたほうがよさそうだ。」

私は、つぶやくと布団を押入れに直し着替え始めた。
着替え終わり、部屋を出る。
そういえば、昨日兄さんに朝餉の時間教えてもらったなと思い出す。

まだ、時間はありそうだ。
暇だから中庭へ歩いていった。
すると、兄さんが一人で素振りをしていた。

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設定タグ:薄桜鬼 , 斎藤一 , 逆ハー   
作品ジャンル:恋愛
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莝理亜(プロフ) - コメントありがとうございます!続編も楽しんで下さいね! (2018年12月24日 21時) (レス) id: ca0ec47182 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - コメント失礼します。凄く良かったです。 (2018年12月24日 9時) (レス) id: aa472647a8 (このIDを非表示/違反報告)
莝理亜(プロフ) - コメントありがとうございます!更新する時間があまりありませんが、楽しんでいってください。更新、頑張りますね! (2018年6月23日 0時) (レス) id: ca0ec47182 (このIDを非表示/違反報告)
- とても面白かったです!また楽しみにしてます、頑張ってください! (2018年6月20日 20時) (レス) id: 1a0123f488 (このIDを非表示/違反報告)
莝理亜(プロフ) - コメントありがとうござます!面白いなら良かったです!!!!続き頑張って書きますね!今週は、少し忙しいのであげられるかわかりませんが、忙しくなかったらだいたい三日であげる予定です!これからよよろしくお願いします。^ - ^ (2018年1月23日 16時) (レス) id: 9add19d2e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ざりあ | 作成日時:2018年1月10日 18時

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