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十話 ページ11

少し歩くと兄が止まり、襖を開ける。
兄はスタスタと中に入っていった。
私も兄を追いかけ中に入る。

A「失礼します。」

ペコッと頭を下げ、一応襖を閉める。
顔を上げると、さっきあった原田さん、平助さん、沖田さんがいた。
それ以外にも、初めて見た人が数人いた。

??「君が、斎藤君の妹君かね。さ、そこに立ってないで座りなさい。」

とても優しそうな方が、兄の隣に座るよう促した。

A「あ、はい。わかりました。」

私は、兄の隣に歩いて行き座る。
私で全員揃ったのだろう、優しそうな方の隣に座っていた、少し怖そうな方が話し始めた。

??「お前が一の妹か。名前はなんて言うんだ?」

A「はい。俺は、斎藤 Aと申します。」

すっと頭を下げ、上げるとぽかんと口を開けた皆さんがいた。

A「え、あ…。しまった…。」

どうしようと思い、兄さんを見る。
兄さんは、呆れてしまっていた。
すると、俺の代わりに口を開く。

斎藤「すみません、副長。Aは、男装をするとこうなってしまうんです。」

兄さんの言葉で、皆さんは納得していた。

??「そうだったのか。斎藤君説明ありがとう。」

さっきの優しそうな方がホッとしていた。

斎藤「いえ。」

兄さんは、相変わらずの表情で答える。

近藤「君の名を先に聞いてしまい、すまなかった。私は、局長の近藤 勇だ。」

優しそうな方は、笑顔で言う。するとさっきの少し怖そうな方が口を開いた。

土方「俺は、副長の土方 歳三だ。」

それだけ言って、静かになった。
そして、近藤さんの隣に座っている、メガネをかけた方が口を開いた。

山南「私は、総長の山南 敬助です。よろしくお願いしますね。」

彼はニコッと笑った。
俺も、ニコッと笑い返す。
すると、沖田さんが口を開いた。

沖田「僕のことは知っていると思うけど、一応言っておくね。僕は、一番組組長の沖田 総司。」

彼は笑顔で話す。

永倉「俺は、二番組組長の永倉 新八だ。よろしくなAちゃん。」

ニカッとした笑顔を向けてきた。

A「よろしくお願いします。」

その次は、平助さんが元気な声で言った。

藤堂「さっきも言ったけど俺は、八番組組長の藤堂 平助だ!」

俺は、ニコッと笑う。

原田「俺もさっき言ったけど、十番組組長の原田 左之助だ。」

これで終わりかな?と思ったら後ろから声がかかった。
俺は、くるっと体ごと振り向いた。

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設定タグ:薄桜鬼 , 斎藤一 , 逆ハー   
作品ジャンル:恋愛
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莝理亜(プロフ) - コメントありがとうございます!続編も楽しんで下さいね! (2018年12月24日 21時) (レス) id: ca0ec47182 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - コメント失礼します。凄く良かったです。 (2018年12月24日 9時) (レス) id: aa472647a8 (このIDを非表示/違反報告)
莝理亜(プロフ) - コメントありがとうございます!更新する時間があまりありませんが、楽しんでいってください。更新、頑張りますね! (2018年6月23日 0時) (レス) id: ca0ec47182 (このIDを非表示/違反報告)
- とても面白かったです!また楽しみにしてます、頑張ってください! (2018年6月20日 20時) (レス) id: 1a0123f488 (このIDを非表示/違反報告)
莝理亜(プロフ) - コメントありがとうござます!面白いなら良かったです!!!!続き頑張って書きますね!今週は、少し忙しいのであげられるかわかりませんが、忙しくなかったらだいたい三日であげる予定です!これからよよろしくお願いします。^ - ^ (2018年1月23日 16時) (レス) id: 9add19d2e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ざりあ | 作成日時:2018年1月10日 18時

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