１９１：最終日３ ページ34
和くんがお風呂のドアを開けた。
真っ暗とはいえ、恥ずかしくて、どこを向いたらいいかわからないからドアとは反対側の壁の方を向く。
自分でもわかるくらい顔が赤いと思う。
頬が熱い。
和くんがシャワーを浴びてるのが音でわかる。
シャワーの音が止まって
「A？なんでそんな角にいるの(笑)？」
って笑って言いながら湯船に入ってきた。
後ろを向いている私のお腹に腕を回して自分の方に引き寄せる和くん。
和くんの膝に乗って後ろから抱きしめられてる状態…。
もう…顔が沸騰しそうに熱い。
「…和くん…？」
「ん〜？」
「恥ずかしくて心臓が痛い。死にそう。」
「ふふふ。Aは可愛いね。大丈夫、死なないから(笑)」
そう言って私の首筋にキスをして、耳朶を甘噛みする。
「っ！和くん！」
「ん〜？」
「『ん〜』じゃないよ！」
「ごめんね？でも、俺が悪いんじゃなくてAが可愛いのが悪いの。」
「も〜なんなのその理屈。」
「んふふふ。」
そう言った和くんは、私の身体を半転させて和くんと向かい合う格好にする。
「和くん！これ恥ずかしいよ。」
「今日はできる限りAの顔見てたい。」
暗闇に目が慣れたお陰で、薄っすら認識できる和くんの顔は、少し寂しげで私と同じ気持ちなんだなって思った。
私の後頭部に手を回して、自分に引き寄せてキスを始める和くん。
私も、和くんとの幸せなキスに酔いしれる。
唇を離した和くんと見つめ合う。
「A？大好きだよ。」
不意にそう言って私を抱きしめる和くん。
「うん。私も大好き。」
チュッと和くんにキスをすると、
「ねぇ、Aちゃんが可愛い過ぎて俺ちょっとヤバイかな？」
そう言って腰を私に押し付ける。
「ね？」
「っ//バカ//！」
「大好きな彼氏に向かって『バカ』はちょっと酷くない？」
「じゃぁ、変態！」
「そっちのが酷いよAちゃん。」
「じゃぁ何？」
「何って？何だろ？」
「変態！」
「男は皆そうなの！変態じゃないの。Aが好きだからだよ？」
「うん。そっか…ごめんね？」
「ん。だから…。」
そう言ってまた私に押し付けようとするから、
「も〜//知らない！和くんのバカ！！」
って叫んだ。
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しおなな(プロフ) - なおさん» コメントありがとうございます！フラグ作品は今本当に悩んでて・・。書きたいような、でも私に書ききれるかどうか・・。もし別に作るときはお知らせさせて頂きますね。 (2013年3月17日 16時) (
レス) id: 74315ac743 (このIDを非表示/違反報告)
なお - この作品大好きです♪フラグつきぜひ読みたいです(//∇//) (2013年3月17日 14時) (レス) id: eee334db08 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - 虹。さん» お二人共お若いんですね！おばちゃんびっくりです(笑) (2013年3月17日 11時) (レス) id: 74315ac743 (このIDを非表示/違反報告)
虹。 - ゆりあさん» わたしもです。 (2013年3月17日 10時) (レス) id: 0d50aebee8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ - 実は私も15歳以下ですｗ (2013年3月17日 10時) (レス) id: 89a5f54d07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2013年3月9日 19時
