１８２：離さない ページ25
和くんを感じたくて、私は和くんのだって実感したくて自分からベットに誘った。
いつもの様に優しく、腫れ物に触るように私の身体にキスをしてくれる和くん。
でも…今日は一段と意地悪。
「ね？A？ちゃんと言って？」
って耳元で囁く和くん。
「いいの？やめちゃうよ？」
片方の口角だけ上げてニヤリと笑う和くん。
この人どんだけSなの？
普段は優しいのに、この時だけはSに変身する和くん。
和くんのキスと指先だけで達しそうになる私をニヤリと笑いながら上から見下ろす。
私の限界を感じるとピタッと動きを止める。
「ほら、早く言いなって。」
私の頭の中はもうわけがわからない状態で、
「ん……あっ…カズがっ……ほし…っ。」
って私の中の別人が言ってる感覚になる。
そんな私に『よくできました』と耳元で囁いてキスをしてから、ひとつになる。
「っヤバイ……。」
と言って私を抱え込む。
私も和くんにしがみつこうとするけど、頭の片隅に智くんが言った事が思い浮かんで、シーツを掴んで耐える。
「A？いいよ。俺の背中に手を回して？」
そう和くんが言ったから、和くんの背中に手を回したら、二人の距離が更に狭まって、全身で和くんのいつもより少し高い体温を感じる。
それがすごく気持ちよくて、幸せで…。
「ん…かぁ…ずぅ？」
「ん？」
「だぁいっ…すきっ……もっぅ。」
「俺も大好きだよ…いいよ、A。俺も限界。」
そう言った和くんと一緒に登りつめて、頭の中が真っ白になったのを最後に意識が途絶えた。
・・・頭を撫でられてる…。
和くんの匂いがする…。
和くんの体温を感じる…。
薄っすらと目を開けると、目の前には私の好きな和くんの鎖骨…。
思わずギュっと抱きついた。
和くんの鼓動を感じる…それがすごく幸せ。
「A？起きた？」
「うん。」
「…A？」
「ん？」
「ごめんな？」
「ううん。もういいよ？探してくれてたんでしょ？」
「そりゃ探すよ。」
「ありがとう。」
「もう…絶対に離さないから。」
そう言って、私をギュっと抱きしめる。
「ん。」
「A？顔見せて？」
首を横に振って拒否を示す。
そんな私の頬に手を添え上に向けて、私の泣き顔を見て柔らかく微笑む。
「フッ。泣き虫。」
「誰のせいよ？」
「あ、俺か(笑)」
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しおなな(プロフ) - なおさん» コメントありがとうございます！フラグ作品は今本当に悩んでて・・。書きたいような、でも私に書ききれるかどうか・・。もし別に作るときはお知らせさせて頂きますね。 (2013年3月17日 16時) (
レス) id: 74315ac743 (このIDを非表示/違反報告)
なお - この作品大好きです♪フラグつきぜひ読みたいです(//∇//) (2013年3月17日 14時) (レス) id: eee334db08 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - 虹。さん» お二人共お若いんですね！おばちゃんびっくりです(笑) (2013年3月17日 11時) (レス) id: 74315ac743 (このIDを非表示/違反報告)
虹。 - ゆりあさん» わたしもです。 (2013年3月17日 10時) (レス) id: 0d50aebee8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ - 実は私も15歳以下ですｗ (2013年3月17日 10時) (レス) id: 89a5f54d07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2013年3月9日 19時
