★ ページ11
スーパーで仲良く新婚さんできた和くんとAちゃんはお家に帰って来て…
次は和くんの為のお時間…
って思ってたのに…
『和食は仕込みに時間がかかるの。』
ってキッチンに籠っちゃったAちゃん。
もちろん簡単には引き下がらない和くんは、
『ねぇ〜Aちゃん？夕飯はお外行こ？…そうだ！デートしよう？』
ってキッチンに立つAちゃんを後ろからギュ〜して言うけど…
『ううん。材料勿体無いでしょ？』
って聞く耳持たず…。
それでもしつこく付き纏う和くんにしまいには、
『和くん！邪魔！』
って…。
『もぉ！Aちゃんの嘘つき！』
午後からはずっとベッドだって言ったのに！
『和くん？』
『…。』
ふんだ…お返事なんかするもんか。
『いいコしてたらご褒美あげる。』
『…。』
『私からのご褒美いらない？いっぱい頑張っちゃうよ？』
クルッと和くんの方に向き直って、『ん？』って首傾げて言っちゃうAちゃんはちょー可愛いくて。
『んふふふ。何しても〜らお。』
『考えといて？』
って可愛くほっぺにチュッ。
『うん。和くん、いいコでゲームしてんね？』
頷いたAちゃんから離れて、ずっと放置しっぱなしのゲームの電源を入れる。
んふふふ…
ど〜しよ？
何してもらう？
『嵐〜…どうしよっか？』
なぁんて同じ男の嵐に相談してみたり。
ゲームを手にしながらも、邪な妄想が頭の中でいっぱいで手につかない。
ソファにゴロンと転がって含み笑いを繰り返す和くんをバンビは呆れた様な…バカにした様な目で見てた。
・・・『……ん？…ずく……和くん？』
身体を揺さぶられる感覚と、心地よいAちゃんの優しい声で夢の世界から戻ってくる。
薄っすら目を開けると、目の前には可愛い奥さんのふんわり笑顔。
あぁ…和くん…
「…幸せ…。」
Aちゃんの髪に手を伸ばして指を差し込んで、確かめる様に頭をなでなで。
「ふふふ。寝ぼけてる？」
「ううん。和くん、夢の中でもAちゃんと仲良しだったよ？」
「そっか。」
嬉しそうに笑ったAちゃんの頭を引き寄せチュッ。
「おいで？」
ちょっとぷにっとした自分のお腹をポンポンして。
「うん？」
「和くんの上おいで？」
「上は重いでしょ？」
「いいの。」
クイクイAちゃんの手首を引っ張った。
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やっち(プロフ) - 久しぶりに君色世界を読ませて頂きました。素敵な作品をありがとうございます。激甘和くん、サイコーです！！ (10月10日 22時) (
レス) id: 56b315f470 (このIDを非表示/違反報告)
peru/旧perutc3010(プロフ) - 読破しました。6年の作品を一気に拝読し、今、なんとも言えない感情に包まれております。いろいろな方に感情移入し、頭の中は喜怒哀楽だけでは無い気持ちの行き場に困りました。本当に素敵な作品をありがとうございました (2019年9月19日 0時) (レス) id: 52470abde8 (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - 君色世界、2-38さんが好きと言っていたので読ませていただきました！最後は号泣しました。和くんの愛がすごい、出会った時から最期の別れまで全力で誰にも負けないくらいの愛を…あぁ、思い出しただけでまた泣いちゃいそうです。読んで大大好きになりました！感謝です！ (2019年9月15日 8時) (レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 君色世界、全作品を2日間で一気に読みました！最近の出会いだったのでこの作品が6年もの間大事に書かれていたことを最後に知り胸がいっぱいです。本当に素晴らしい作品を有難うございました。激甘な和くんに何度も泣かされました。これからも読み直します！ (2019年8月26日 4時) (レス) id: cb234e3700 (このIDを非表示/違反報告)
にのゆう(プロフ) - しおななちゃん。完全完結ご苦労様でした。あたしにとっては2-38ちゃんのLOVE CODE と並ぶ神作者、神作品です。ありがとう。 (2019年5月12日 10時) (レス) id: 5263db8165 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2015年2月5日 11時
