４９：幸せな気分 〜ニノ〜 ページ4
「おめでとう、和くん。」
「おめでとう、Aちゃん。」
今年初めてのキスをする。
「おめでとう、姫ちゃん。あと３ヶ月ちょっとで会えるね。」
Aのお腹を撫でる。
「はい。Aちゃん、おいで？」
手を広げると本当に嬉しそうに笑って俺の胸に顔を埋める。
その仕草が、可愛いくて可愛いくて・・。
「和くん？何時頃お出かけするの？」
「昼過ぎでいいでしょ？」
「そっか。じゃぁ、それまでくっついてる。」
ホント・・このコ、どうしましょ。
「Aちゃん？新年早々、可愛い過ぎ。」
「ふふふ。和くん大好き。幸せ。」
・・・。
このコ・・わざと？
マジ、俺・・心臓止まって死ぬかも。
「Aちゃん？それ以上はマジでやめてね？和くん死んじゃうかも。」
「何が？どうして死んじゃうの？」
俺の胸から顔を離して上目遣いで俺を見上げる。しかも、ちょっと首かしげて・・。
最近の甘えたさんのAは、可愛い過ぎて・・。
姫ちゃんがいるから、最低限に抑えてる俺の気持ちなんて知ってか知らずか、こうやって無意識に誘って、煽る。
「Aちゃんが可愛い過ぎて、和くんの心臓が破裂しちゃう寸前なの。」
「そっか。でもね、私が幸せな気分だと、姫ちゃんもわかるのか、ポコポコするんだよ？」
「ふ〜ん・・・。」
俺にはわかんないし。
Aのお腹に手を当てる。
Aの髪とお腹をゆっくり撫でていると、Aが微睡み始めた。
ふふふ、可愛い。
額にチュッってすると、Aのお腹の奥の方が動いた。
「ねぇ！」
ウトウトしていたAが俺の大きな声でびっくりしたのか、パッと目を見開いた。
「ど、どうしたの？びっくりしたぁ。」
「ねぇ、姫ちゃん動いたよね？今のそうだよね？」
興奮してまくし立てる。
「ねっ？ほら！」
Aが言うみたいにポコポコ動くのを感じるわけじゃないけど、何となく奥の方で動いてるのがわかる。
「ふふふ。パパにわかってもらえるくらい大きくなったのかな？」
「じゃぁ、今マジのマジで？」
布団に潜ってAのお腹に耳を当てる。
「ねぇ、Aちゃん？今動いてる？」
「ううん。寝ちゃったかな？」
えぇ〜残念。
布団の中から這い上がり、Aをギュってする。
「Aちゃんをもっといっぱい愛せば動いてくれるかな？」
「ふふふ。かな？パパとママが仲良しだと姫ちゃんも嬉しいのかな？」
そっか。
「んじゃ、もっと仲良ししよう。」
そう言ってキスをした。
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みぃる - 君色世界を読んでと心がホッコリするので大好きです！ (2013年9月7日 3時) (
レス) id: 7ddb89caf4 (このIDを非表示/違反報告)
とゅゆ - にのすきー！ (2013年8月30日 22時) (レス) id: 43e9d5b2c6 (このIDを非表示/違反報告)
恋嵐(プロフ) - すごくX10かんどうしました!!!!これからもがんばってください！応援します!!! (2013年6月19日 15時) (レス) id: 637c5a7ee6 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - 弥生☆さん» 漁師さんてすごいです！海の近くに住んでるのですね？羨ましいです。まぁ、私も海まで車で１５分の所ですが(笑)海と山に囲まれてる田舎者です。 (2013年5月30日 8時) (レス) id: 74315ac743 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - 二宮きぃさん» 赤ちゃんのお世話って本当にストレス溜まるから、その辺を書けたらなぁと・・。その辺を二宮さんがどこまで理解しているかですよね。 (2013年5月30日 8時) (レス) id: 74315ac743 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2013年5月9日 12時
