６１：記念日 ページ16
臨月に入り、お腹もパンパン。
「Aちゃん？お腹痛くなったら直ぐ杉山さんに電話するんだよ？」
「わかってます。けどね、和くん？毎日言ってるけど初産だし痛くなったからって直ぐ生まれないよ。」
「いいから。」
毎日同じ事を言って和くんを送り出す。
「ほら、携帯鳴ってる。」
「うん。いってきます、Aちゃん。姫ちゃん。」
「いってらっしゃい、和くん。」
チュッとキスをする。
和くんも私の頬とお腹にキスをして玄関を出る。
さて、家事を済ませますか。
・・家事も一通り済ませて、嵐達と散歩に出かける。
臨月に入りお医者さんからも言われて、毎日いつもの倍散歩をする。
私が入院して、和くんの実家にお世話になってる間、嵐達は香織ちゃんが預かってくれる。
預かると言っても、日中はうちにいるから夜だけ。それでも、すごく助かる。
しかも香織ちゃんは、自分からその事を提案してくれた。本当にありがたい。
散歩から帰りテレビを見ていると、和くんから電話。
「はい？和くん？」
ーうん。大丈夫？痛くない？
「ふふ、大丈夫よ。」
時間が空くごとに電話をしてくる和くん。
ーねぇ、今日さちょっと早く終わるからデートしよう。
「えっ？」
ー姫ちゃん生まれたら当分外出られないし、今日は記念日だからね。
あ、今日はプロポーズ記念日。
「うん。すっごい嬉しい。」
ーふふ、そっか。７時には帰れるから支度しといてね？
「うん。」
ーいいお返事。じゃぁ、もう少しお仕事頑張ってくるよ。
「はい。頑張ってね？大好きよ？」
ーふふ。うん。和くんも大好きだよ？じゃぁね。
そう言って電話を切る。
「ちょっとお昼寝しようか？」
お腹を撫でて姫ちゃんに話しかける。
ソファで寝ると和くんに怒られるから、寝室に向かいベットに横になった。
・・ハッと目が覚めて、部屋が暗い事で慌てて時計を見ると既に６時。
あぁ〜和くん帰って来ちゃう。
まずは、嵐達のお世話。
それから着替えて、メイクをする。
バタバタしてたらリビングのドアが開く。
「・・あれ？A？どこ〜？」
いつものお出迎えないからか、和くんが戸惑ってる。
「和くん、おかえり〜。」
「んもぉ。びっくりしたじゃん。」
「ごめんね？ちょっとお昼寝し過ぎちゃって。」
「ん。それはいいけど、おかえりのちゅぅは？」
そう言われて、チュッとする。
「おかえり、和くん。」
「ただいま、Aちゃん。」
和くんもチュッってしてくれた。
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みぃる - 君色世界を読んでと心がホッコリするので大好きです！ (2013年9月7日 3時) (
レス) id: 7ddb89caf4 (このIDを非表示/違反報告)
とゅゆ - にのすきー！ (2013年8月30日 22時) (レス) id: 43e9d5b2c6 (このIDを非表示/違反報告)
恋嵐(プロフ) - すごくX10かんどうしました!!!!これからもがんばってください！応援します!!! (2013年6月19日 15時) (レス) id: 637c5a7ee6 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - 弥生☆さん» 漁師さんてすごいです！海の近くに住んでるのですね？羨ましいです。まぁ、私も海まで車で１５分の所ですが(笑)海と山に囲まれてる田舎者です。 (2013年5月30日 8時) (レス) id: 74315ac743 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - 二宮きぃさん» 赤ちゃんのお世話って本当にストレス溜まるから、その辺を書けたらなぁと・・。その辺を二宮さんがどこまで理解しているかですよね。 (2013年5月30日 8時) (レス) id: 74315ac743 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2013年5月9日 12時
