６０：バレンタイン 〜ニノ〜 ページ15
「はい。どうぞ。」
帰宅早々、可愛い可愛い俺の奥さんにプレゼントを渡される。
「ん？」
「も〜、和くん！バレンタイン。」
「ああ、そっか。」
今年は何かな？
「和くん？」
「ん？」
「大好きです。」
ふわっと笑って言うAちゃんが超絶可愛い。思わず抱きしめる。
「どうしたの？」
「バレンタインだから告白したの。」
「ふふ。そっか。」
「和くん？お返事は？」
「もちろん、和くんも大好きです。」
『ふふ』って笑って頬にキスをくれる。
あぁ〜幸せ。
「ホントにAちゃんは世界一可愛い。」
姫ちゃんを潰さない様にギュ〜ってして、頬ずりをする。
「和くん？お風呂？お夜食？」
「ん〜、Aちゃん。」
「選択肢に入ってないよ？」
「ふふ、お風呂。」
Aの手を取り、お風呂場に向かう。
二人で湯船に入り、後ろからAを抱きしめる。
「Aちゃんのお腹本当大きくなったね。」
「まだまだ大きくなるよ？」
お腹を撫でると、姫ちゃんが動いている。
お風呂に入ると頻繁に動くから、最近では必ず一緒に入る。
Aも昼寝をしているらしく、深夜帰宅でも起きて待っていてくれる。
「姫ちゃん、今日も元気だね？」
「うん。」
「あと２ヶ月かぁ〜・・。」
「早く会いたいね。」
「うん。」
最近では、姫ちゃんに『パパが立ち合える時に生まれてね』って毎日話しかけている。
５人の仕事は完璧抜けられないから、俺ひとりの時になんとか・・ってこればっかりはなぁ。
でも、絶対に立ち合いたい。
Aをひとりで陣痛に耐えさせるのも可哀想だし、生まれる瞬間を見たい。
そうそう経験できるものではない。
「姫ちゃん？いい？パパがいる時に出てくるんだよ？」
「ふふ、毎日それだね。」
「うん。うちのコはお利口さんだから、きっとお話すればわかってくれるよ。」
「ふふ、そっか。」
あ、姫ちゃんもお返事してる。
ふふ、いいコちゃん。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 793人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みぃる - 君色世界を読んでと心がホッコリするので大好きです！ (2013年9月7日 3時) (
レス) id: 7ddb89caf4 (このIDを非表示/違反報告)
とゅゆ - にのすきー！ (2013年8月30日 22時) (レス) id: 43e9d5b2c6 (このIDを非表示/違反報告)
恋嵐(プロフ) - すごくX10かんどうしました!!!!これからもがんばってください！応援します!!! (2013年6月19日 15時) (レス) id: 637c5a7ee6 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - 弥生☆さん» 漁師さんてすごいです！海の近くに住んでるのですね？羨ましいです。まぁ、私も海まで車で１５分の所ですが(笑)海と山に囲まれてる田舎者です。 (2013年5月30日 8時) (レス) id: 74315ac743 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - 二宮きぃさん» 赤ちゃんのお世話って本当にストレス溜まるから、その辺を書けたらなぁと・・。その辺を二宮さんがどこまで理解しているかですよね。 (2013年5月30日 8時) (レス) id: 74315ac743 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しおなな
| 作成日時：2013年5月9日 12時
