３３：キツイ ページ33
眠気より怠さよりキツイ・・。
「A？大丈夫？」
背中を一生懸命さする和くん。
妊娠発覚から、程なく悪阻が始まった。
悪阻があるって事は、赤ちゃんが無事に育ってるって事なんだけど・・キツイ。
起きていられなくて、１日中ベットかトイレ。
もちろん、食べ物も食べられなくて体力が奪われていく。
ちゃんと赤ちゃんに栄養がいってるのか心配になる。
２４時間も終わった和くんが、
「一回、病院行こう。」
って言う。
病院に行ってちょっとはラクになるのだろうか？
妊婦さんは皆、これに耐えてるのに、私だけ甘えてていいのだろうか？
首を横に振ると、
「これ以上痩せたらヤバイって。お願いだから病院行こう。」
って懇願する様に言う。
確かに、悪阻が始まって体重が３キロは落ちた。
「ねぇ、A。お願いだから。」
何も答えない私を無理やり立たせて、私のバックを持って玄関に向かう。
私の腰を抱えて車に乗せる。
車でに移動中も吐きそうになると、路肩に車を停めて背中をさすってくれる。
やっとの思いで病院に着いた。
和くんはまた、私の腰を支えて病院の自動ドアをくぐる。
受付も和くんがしてくれて、ぐったりする私を支える様に座る。
予約をしてないから、待ち時間も３時間を超えて、ようやく呼ばれ和くんに支えられて診察室へ。
普段なら、和くんがバレたりしないかとか、そういう所まで気が回るけど、今日はそんな余裕は無くて・・。
私を診察室に呼んだ看護師さんの目で、和くんが嵐だってバレたってわかった。
当の和くんはそんな事お構いナシで、そのまま診察室に一緒に入り、先生に私の状況を説明している。
とりあえず、内診をして赤ちゃんは無事な事は確認できた。
初めて見るエコーに、和くんがすごく感動しているのを見ると、気持ち悪いのも少しはラクになった気がした。
「点滴をしましょう。」
って言った先生。
「妻も子供も大丈夫なんですか？」
って真剣に聞く和くん。
「赤ちゃんは大丈夫。お母さんは悪阻が酷いので栄養を点滴で入れましょう。」
「はい。」
看護師さんに案内されて病室のベットに横たわる。
直ぐに点滴を開始されて、その間も和くんはずっと手を握りしめていてくれた。
「俺ついてるし、ちょっと寝な？」
「うん。ごめんね？」
「A？違うでしょ？」
優しく微笑んだ和くん。
「ありがとう。」
「ん、いいコ。」
そう言って私の額にキスを落とした。
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りんごあめ＠中間テスト…(泣)(プロフ) - 確かに、皆さんニノぴったりですよね…。でも私、占ツクの中でしおななさんの嵐が一番の理想です。キャラ崩壊…!?それっていい意味…ですよね(汗) (2013年5月18日 21時) (
レス) id: 7bb95a7fdb (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - りんごあめ＠中間テスト…(泣)さん» 本当に自分でもわからないんです。けど、他の作者様はキャラを忠実に書いているので(二宮さんなんか特に)ここまでキャラ崩壊しているのがよかったって言われた事があります。 (2013年5月18日 20時) (レス) id: 74315ac743 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ＠中間テスト…(泣)(プロフ) - しおななさん» も…妄想でこんなに書けたんですか!?うらやましいです＞＜〃私、すぐネタ切れるんですよ…。私もしおななさんみたいなたくさんの読者様がほしいでs( (2013年5月18日 20時) (レス) id: 7bb95a7fdb (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - らんらんさん» ありがとうございます。今度お邪魔させて頂きますね？ (2013年5月18日 20時) (レス) id: 74315ac743 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - 二宮きぃさん» ありがとうございます。続編も、よろしければ翔さんのお話もよろしくお願いします。・・って宣伝してしまいました(笑) (2013年5月18日 20時) (レス) id: 74315ac743 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2013年5月2日 15時
