*31* -sho- ページ31
止まらない涙。
もう自分の感情すら分からへん。
“ コンコンッ ,,
「入るでー??」
Aの声や。泣いてんのバレたらあかん。
急いで涙を拭いて平然を装う。
A「よし!帰ろか!!てか、大吾は??いつ帰れんの??」
『...あっ、明日には退院できるよ...』
A「紫耀、大丈夫??」
ぼーっとしてた俺を心配してくれてるんやんな。
こんなにも優しい君を俺は傷つけようとしたんや。
もうこれ以上優しくしんといてくれ...
『お前さ、さっきから大吾大吾なんやねん。腹たつわ。これじゃカレカノじゃないみたいやな。てか、元々カレカノになったんやっけ??』
A「...」
今にも泣き出しそうなA。
思わず自分も泣きそうになってしまう。
『じゃあ、大好きな大吾と仲良くな。』
そういってダッシュで病室を出た。
これが一番いい方法なんだ。
これしかないんや。
必死に自分に言い聞かせていた。
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玲 - キュンキュンしました(〃ω〃)大量更新でお願いします! (2017年4月1日 2時) (レス) id: 1cdc25fbc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫音 | 作成日時:2017年3月8日 14時