一話 ページ2
「Aごめんね、いつも私のせいで敵作らせちゃって、、、」
申し訳なさそうに眉を下げて謝る天使。
可愛すぎて辛い(
「全然大丈夫だよ?むしろ何か言われたら言ってね!」
天使を虐めようとする輩なんて例え生徒だろうが先生だろうが潰す。
どす黒い考えを隠すように麗奈に笑いかける。
「取り敢えず、もう部活始まっちゃってるから行こうか!」
「嘘っ!?わわ、早く行ってスポドリとタオルとスコアと日誌と、、、!」
慌てる麗奈を見て吹き出しながら落ち着かせる。
「大丈夫だよ、タオルはもうやってあるしコートも準備万端。スポドリも後は混ぜるだけだよ」
そう言うとホッとしたのか肩の力を抜いて息を吐く麗奈。
ああっ、もうその仕草すらも可愛い!私の親友世界一!←
明るめの茶髪にオレンジと茶色が良い具合に混ざった綺麗な瞳、、、
何よりその萌袖があざと可愛い!!!流石はバレー部の癒し枠兼マネージャー
急いで体育館に入り、担当場所に向かう
今日は麗奈がスポドリを作る日だから麗奈は水道に、私はスコアと日誌を付けにコート際に寄った
「休憩です!スポドリ、どうぞ!」 「タオルどうぞー」
休憩の時間になり、私はタオルを渡し、麗奈は凄く重そうなスポドリを籠ごと運んできてた
くそう、最近麗奈が自信満々に腕相撲に誘ってきたのはそれが原因か((
通りで強くなってる筈だよ、開始直後から私の腕ぷるぷるなってたもん
、、、なんか悔しいから私も筋トレか何かしよっかなあ
筋トレ方法を考えてたらいつの間にか部活は終わって下校時間になっていた
時間って本当に過ぎるの早いね、考え事してると
「麗奈先輩、一緒に帰りましょ」
「あ、じゃあ及川さんとも一緒に帰ろ、麗奈ちゃん」
「おー、皆で帰ろうぜ」
「良いですよ!あ、Aも一緒に帰ろう!」
上から順に国見くん、及川先輩、花巻先輩、そして我が愛しのエンジェル!
「分かった!」
満面の笑みで返事をすると嬉しそうに笑う天使が
ああ、ここが天国か←
いつもと同じく全員で和気あいあいと喋って帰る
「にしても、ホント東雲ちゃんって及川さんたちと麗奈ちゃんへの態度が違うよねー」
急にこっちに会話をふってきたかと思えば、、、やれやれ、これだから先輩は。
麗奈関連の話なので微笑を浮かべて答える。
「当たり前です!」
「めっちゃ良い返事ー()」
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作者名:紫苑 | 作成日時:2023年11月16日 15時