客が三十人 ページ31
二階だけで生活できるような環境になっていたのが幸いし、まだ様子の可笑しい人達に建物内部には入られてない。
少なくとも、今は。
被害がこれ以上拡大する前に探偵社とポートマフィアには何としてでも頑張ってもらわないと。
珈琲を淹れたタイミングで、薄らとだが、扉の開閉する音が聞こえた。
「はァ...亡くなられると目覚めが悪いんだけどな」
溜息を一つ零し、そのまま椅子に座る。
え？
扶けに行かないのかって？厭だなあ、私はちゃんと忠告したよ？
其れを無視したのはあの少年。彼がどう動いてどういう目に遭おうが、自業自得。
抑々の話、私はしがない情報屋であり、犯罪者予備軍とも捉えられる行動をする少年を扶けてやる義理なンて一切ないんだよね。
予想外の出来事で保護した少年がいなくなったことで静かになった部屋の中、本を読んでいると階下から激しい物音が聞こえてきた。
まるで、ナニカがぶつかるような。
...嘘だろあの少年、真逆とは思うけど外にいるゾンビたちを引き連れてきたんじゃないよね！？
若しそうだったら魚の餌にしてやろうか！
恐る恐る一階を除くと割れた硝子の破片が散乱している床に、ゾンビたちが侵入していた。
そして、バレないように隠れているあの少年。
良し、後でコンクリと一緒に埋めてやる。
修理費は誰が出すと思ってんだよ。全額保護者から出させてやろうか！？
ああ、うん、其の方が良いな。後で請求しよ。
なンて言ってる場合ではなく、事務所に侵入されちゃったんだけど。
人の命売りやがったぞ、あの丁稚。
異能力も持たない一介の情報屋にこんな面倒事押し付けられても何も出来やしないってのに。
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熱でやられていたのと別サイトに浮気してたので更新出来てませんでしたm(_ _)m
続く
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紫苑(プロフ) - ありがとうございます！面白くて何よりです！クロスオーバー最高ですよね、、、 (6月14日 4時) (
レス) id: 999d0c307e (このIDを非表示/違反報告)
とめーとー@カド松(プロフ) - 面白いです！お気に入りさせていただきました！クロスオーバーは大好きなので･･･ (6月13日 21時) (レス) @page11 id: 8b7bdbc23e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑 | 作成日時：2023年6月7日 13時
