君の瞳に映る世界の中で ４

175 広臣side ページ28

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臣『俺…Aの事、本当好きなんだ』





女々しさ全開の俺を





うんうん、と言って





Aは抱き締めてくれた






臣『Aが俺の彼女になっても…今日みたいにやっぱり岩ちゃんと2人になられると気が気じゃねぇ…』






A『自信ないの…？』






臣『ない…』






A『大丈夫。私は…臣だけだから』






臣『A、俺の事…好き？』







Aの口から聞いた事のない、その言葉






一度だけでもいいから言わせたくて






問いかける






A『うん…好きだよ』






臣『ずっと……俺の側に居てくれる？』






A『もちろんだよ』






臣『俺には…Aしかいねぇから』







A『臣…ごめんね』







色んな意味にもとれる






ごめんねを言って






Aはそっと






俺にキスをした







臣『なぁ…俺だけを見て？』






A『臣だけ見てるよ…』






臣『ちげぇよ…もっと』






A『もっと？』






臣『他の事が頭に入らないくらい』






こうでもしないと






今の俺は不安で押し潰されそうだった






Aから消せるわけでもない






岩ちゃんとの記憶






それを少しでも薄らぐように






俺はAを快楽の世界へ導く







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