男によく間違われますが女です【赤間遊兎】

7話 ページ9

放課後はやはり部活だったりするー。
だがめんどくさいからやらん。寝よう！
なんてソファに寝っころがって眠る姿勢になる。

……はずだった。

あ「赤間先輩？俺は眠いんだ。
寝かしてくれよ。どうせ俺は役ないんだし
寝てたっていいだろう？」

赤間「見ることも勉強だ。そして、新人が
簡単に寝に入ろうとするな！」

あ「……zzZZ」

赤間「寝てるし！もう寝てるし！！
あ！にゃみりんまで寝てるー…。」

必殺寝たふり！
これで安心して寝れるぞ！

…と思った。

なんか急に頭が浮いて次に下ろされた時は
枕のようなものがあった。

みんなにバレないように目をうっすら開ける。

枕みたいな物の正体は赤間先輩の膝だった。
やった！先輩の膝枕だぜ！←
別に俺はこんな程度じゃ恥ずかしがらない。
むしろ喜ぶな！！

聞こえてくるのは演技のセリフだったり
「遊兎やるー♪」とか訳の分からんことを
言っているにゃみりん先輩の声とか
それに対して「ニヤニヤするな！」と、
恥ずかしそうに答える赤間先輩の声だった。
恥ずかしいんだったらしなければいいのに。




赤間「俺はいつまで”演じる”つもりだ…？」

とても小さな小声でそう呟いた。
俺は一瞬、え…？といいそうになった。

でも今の一言でなんとなくだけどわかった。
先輩は常に自分を”演じている”だな、と

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