†肆話† 溢れ返った理不尽 ページ5
触れたのは唇で、刺さったのは歯…いや、牙だと気付くには、時間が必要だった。
「…はっ、…んん…っ、」
低いヴィオラが、微かに艶やかに唸り。
「ぁ…っ…、…ふ、ぅ…っ、」
少しだけ高いヴァイオリンが、小さく、蕩けそうに震えた。
「…んー…っ!!
ぃっ、たぁ…っ、」
震える私の体に触れている指が、酷く熱い。
「…極上の、血…」
微かに震える低い声が、私の鼓膜を至近距離で揺らす。
甘く蕩けそうな視線を送ってきたシン君の真っ直ぐな金の瞳が、静かに、だが確かに物語る。
…もっと、欲しい。
ただ、それだけを。
真っ直ぐに私だけを求めるその純粋な視線を、カルラさんが遮った。
「…貴様は私のものだ」
「…今回ばかりは、譲れない」
人間の感情の最も現れやすい筈の瞳を、じっと見上げる。
そうして見上げたカルラさんの鋭い金の瞳が微かに迷うように揺れていて、私は驚いた。
「「滝A、どちらを選ぶ…?」」
「…嫌、」
「「…?」」
「…やめて、下さい…っ!!」
「…ふっ、」
「…ククッ、」
二人が双眸をそれぞれに煌めかせてもう一度わたしの首に咬み付くまで、そんなに時間は必要無かった。
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*SSU* - カルラ様〜〜〜〜〜〜♪愛してる〜〜〜♪ (2020年5月10日 2時) (
レス) id: b6be28c7e2 (このIDを非表示/違反報告)
詩音(プロフ) - 忘れてましたが！詩音は、私の3DSのアカ、こっちはスマホのアカになります。 (2017年7月4日 18時) (レス) id: 7eba9d74c6 (このIDを非表示/違反報告)
詩音(プロフ) - ゴミみたいな下手な絵でカルラさん御免なさい… (2017年7月4日 17時) (レス) id: 7eba9d74c6 (このIDを非表示/違反報告)
詩音(プロフ) - 携帯買ったので、一々パスワード入れずに済む…っ!！( ≧∀≦)ノ嬉しい (2017年7月2日 20時) (レス) id: 7eba9d74c6 (このIDを非表示/違反報告)
詩音 - Schicksalさん» そうですね。カルラさん好きの人に会えて光栄です!!これからも閲覧宜しく御願い致します♪ (2017年6月27日 22時) (レス) id: 30e1d5a9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩音 x他1人 | 作成日時：2017年4月2日 21時
